子産 下巻

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062103831

作品紹介・あらすじ

人を活かす礼とは何か時代を超えることばをもった苛烈なる改革者にして情意あふれる恵人・子産。比類なき風格で描かれる宮城谷文学の名篇。

感想・レビュー・書評

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  • 平和であった鄭に争乱が。一気に話が盛り上がってきます。秦、晋、斉、楚などの強国に囲まれ、右顧左眄する小国の宰相として苦労する子産の人物の魅力が花開きます。子産を支える名門・子皮の高潔な人格。管鮑の交わりを思い出させる感動です。春秋時代は現在の損保業界を連想させられます。次第に大国に吸収され戦国7雄に集約されていく過程ですから。それにしても、著者の小説に必ず登場してきた絶世の美女、貞淑で可憐な乙女が一人も出てこず、華がないのは不思議でさえあります。

  • 2008/7 再読

  • 読み込むとわかりやすい。

  • 紀元前500年の子国の子
    のちの鄭の執政が主人公の話です。
    この作者好きなんですよね

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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