この地球を受け継ぐ者へ: 人力地球縦断プロジェクトP2Pの全記録

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062107433

感想・レビュー・書評

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  • 本当にこんなことをやり遂げてしまう人がいるということ、それも自分と年齢が一つしか変わらない人がやってしまうのだ、ということにとても驚きました。毎日の日記なので、飾っている部分などないのですが、日々とにかく「進む」こと。そしてその精神力もすごいと思いました。

    最後の「あとがき」が筆者らしさを表していて、更に素晴らしいと思いました。いつか会ってみたいです。

  • P2Pという、北極から南極へ人力で地球を縦断するプロジェクト
    の旅行記です。

    著者 石川直樹氏が、その時々で感じたことを書いた日記です。
    そのため、とてもリアルで、まるで夜(日記は寝る前につけて
    いたようです)著者のとなりの寝袋で今日の出来事を聞いている
    かのように感じます。

    描写としては、人口も多く、見どころや出来事も充実している
    地域を旅しているパートよりも、
    両極周辺の雪上を淡々と旅しているパートが、非日常的な
    感覚を味わえて、とても魅力を感じました。

  • 北極から南極まで人力で旅する8人の若者。プロジェクトに参加した日本人・石川直樹の日記を起こしたもの。
    「ホクレア号」でスターナビゲーションを習得すべく太平洋航海した経験のスライドトークショーを聞いたのがきっかけで彼に興味を持った。
    人間の持つあらゆる可能性に挑戦し、人生経験を積んでいっているのが素晴らしい。全ての若者がこう成れるわけではないけれど、彼のコメントには心打たれるし、希望を見いだすことができる。
    http://www.straightree.com/

  • 著者の石川直樹とは同世代。
    私が彼に興味を持ったのは、J-WAVE(ラジオ)で中継であった。

    彼は当時P2P(Pole to Pole)北極点から南極点までの
    地球縦断プロジェクトのメンバーであり、
    そのプロジェクトの道中からラジオ中継が行われていたのだ。
    何気なく聞いていたラジオであったが、すぐに興味を持ち
    毎中継欠かさず聞いていた。
    その後、彼が渋谷のパタゴニアで働いていることを知り
    見に行ったこともあったし、彼の写真展も見に行った。


    この本は、P2Pの記録を綴った日記である。
    ここまでの経験はないものの、自分にも数ヶ月の旅は
    経験したことがあったので、自分の旅とも重なってくる。

    他人の旅と自分の旅とを比べるのはナンセンスであるが、
    この日記は読んでみる価値はある。
    パックツアーしか経験したことない人はなおさらだ。
    きっとこの本を読めば、踏み出す勇気が得られるだろう。

  • 旅に出たくなる。

  • 2009/05/18購入。旅先での旅行日記本。最近本買いすぎだな…読むのが追いつかない。

  • 旅をする事が好きで、学生だったころにふと目にとまり買った本です。
    きっと私には出来ないだろうけれど、こんな旅がしてみたいと憧れの気持ちで読みました。

    パタゴニアの風がとても印象に残っています。
    今でも死ぬまでに行ってみたい場所の1つです。

    旅をすることは地球を知る事でもある。
    そして地球のすべてを把握することはとても出来ない。
    もし出来たとしたら、それは人間のエゴである。

    そんなふうに感じました

  • カンボジアへの旅を刺激させた1冊。

  • やっぱり
    人生
    旅だと思う

  • 文章表現は稚拙(日記だから仕方ないけど)だが内容は紛れもなく冒険と呼んでいいものだろう。集団行動はその要素を薄めているものの、人間らしさをその分濃くしている。きっとここに記述されていないようなドラマが遥かに沢山あったことだろう。それにしても、このような機会を得た著者が心底羨ましい。地平線会議、自分も参加してみようかな。

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著者プロフィール

冒険家、写真家

「2019年 『いま生きているという冒険 増補新版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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