- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062110532
感想・レビュー・書評
-
短編?なので絵本読むようにサラッと.
.
作り話か本当の話か.
幼い少女にとっては作り話でも本当の話でも唯一の救いだったんだろうな.
.
別れの4ページはうっかり泣いてしまった.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両親が亡くなり、おばさんの家に引き取られた3人兄弟。語り手は真ん中の女の子、末っ子はまだ小さい。子どものいなかった叔母は、悪い人ではないが、子どもとの生活に慣れず、子ども達に当たってしまう。そんな時も兄さんは自分達を守ってくれていた。だがある日、兄さんが事故で死んでしまう。それから、兄さんは他の人にはみえないのだが、妹や弟のそばに現れ、サポートしてくれる。そうして、弟のおねしょもしなくなったのだ。悲しい現実と向き合いながら、亡くなった兄さんを心の拠り所として生きていく。そんなある日、事件が起きる。切ないが前向きな姿、惜しみない兄の優しさが心にしみる。
子どもでも高学年から読めるが、本当に子どもに必要かどうかはわからない。大人向けかもしれない。小さなサイズで、本棚の片隅に置いておきたい。 -
途中までほんとのドキュメンタリと思ってました
-
“こうして、お兄ちゃんの幽霊は、永遠に去っていってしまいました。
こうなるのがいちばんよかったと、わたしはいまでは思っています。
お兄ちゃんはどこかにいて(こうとしかいえませんよね)いまでも一生懸命に「ああやったり、こうやったり」していることでしょう。
ルーファスと一緒に。”
何で好きなのか、わからないけどこの本好き。 -
本全体に悲哀がただよっているのだけれど、すごく優しいお話だった。