- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062111102
作品紹介・あらすじ
37歳・秋「死んでもいい」と思っていた。ある夜、不思議なワゴンに乗った。そして-自分と同い歳の父と出逢った。僕らは、友達になれるだろうか。
感想・レビュー・書評
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SF小説。出だし5ページ程で引き込まれてしまうストーリー構成がいいと思う。エロティックな表現方法も上手く、最後まで飽きさせない。最後は親子愛に感動して泣いてしまった。必読の小説だと思う。
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ドラマが終わってるけど、しかも見てないw
ってな事で重松清の「流星ワゴン」
主人公カズが地元福山出身って設定で備後弁が違和感なく入ってくる♪
内容もドラマでしてるので省略で(笑)
チョウさんのキャラがぶちええキャラ♥
朋輩じゃけぇの~w
これはドラマ見たいな♪
2015年16冊目 -
人生って、選択の連続。入試や就職、結婚など、大きな選択もそうだけど、日々の何気ない行動も、全て選択の連続なんだなぁ。重松清さんの作品は、2冊目だけど、この本も、色々と考えさせられ、内容の濃い本でした。後半は、涙が止まらなくて、一気に読んでしまいました。
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お母さんがこの本を読んで、「お父さんの気持ちがよく分かる」と言っていた。
お父さん目線で子どもの成長や家族の幸せを願う姿がとてもあたたかくて、ほっこりする。
自分の父や、自分の息子と、苦悩しながらも向きあう強さは、不器用でもかっこいい。 -
これえぐいけど面白い
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素敵なお話だった
生きていれば理不尽なこともあるけれど、それは気づかず自分が創っているところもある
そして、それらを間違えて創ってしまったとしても、人生はいつからでもやり直せる
そんな筆者のメッセージが込められている気がしました -
ずっと読んでみたいと思っていたので、図書館で見つけて一気読み。ラスト涙。
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/360400 -
泣きました。
何度も、何度も。
「長編小説」という割には、一気に
読み終わりました。読みやすい文体、構成、登場人物達の感情に、目が離せません。
「こんなワゴンがあったらいいのに」
そう思う本です。
父親とはなんぞや。生きるとは。
そんな問いかけに、十分すぎるほどに応えてくれる一冊です。
#一気読み #父親とは #生きる #ヒューマン #小説 #感動 -
もう生きてるの嫌だな、と思った時に目の前に現れるワインカラーのオデッセイ。
私が思い出せる記憶の中で、そんな思いを抱えていたのは小学校五年生の時。今思えば驚くほどくだらない、どうにでもなるようなこと。自分の練習不足から、習い事に行くのが苦痛で苦痛で仕方がなかった。親に内緒でズル休みしたり、怪我すれば行かなくて済むんじゃないかと家の壁に頭をぶつけながら、もう生きてるの嫌だなと思った。その後も、やはり今思えば一時的に出口が見えなくて不安に押し潰されそうな時に、そう思ってきたような気がする。振り返ると、自分で稼ぎ、自分の意見が言えるようになってからは、そんなことを微塵も思わなくなっていた。
ワインカラーのオデッセイに乗ると、自分の人生の大切な時に連れて行かれる。人生をやり直すことが出来るなら、あの場面だという大切な場面に。私には、そんな場面が無い。なんだかんだと守られながら今まで幸せに生きてきたんだな。周りから見れば、あそこでやり直したほうがいいよと言われてしまうかもしれないが、私の中では皆無。逆に死ぬこと以外はかすり傷だと思ってきた。すべて自分で完結できる人生だったから。
6年前に娘が産まれた。娘に何かあったら、、、想像すらしたくない。いや、想像できない。自分の命と引き換えにできる存在を初めて知ったのだから。
娘もこれから学校生活に突入する。まさに出口の見えない不安な時も来るだろう。選択肢は沢山あるんだと、沢山の視点を持ち、波を乗り越えられる力をどう養っていくか日々の生活の中で一緒に考えていきたい。