失敗に学ぶものづくり

著者 :
  • 講談社
4.14
  • (3)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062112819

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 材料、土木、建築、大量主そう、システム、エンジニア、大工という現場に近い人の書いたものの集まり。

    ハムラビ法典には、建築家に対して、
    家がつぶれて人が死んだら死刑。
    家主の子供が死んだら、建築家の子供が死刑。
    というような条文があるとのこと。

    責任の重さというものを感じました。

    システム分野では、LSIの不良だが、
    普段使っていない部分だったので不具合が露呈しなかったとのこと。
    無駄な機能を入れることがいかに危険かがわかった。

  • 失敗による経験によって人は成長する。失敗は恐れず、致命的な失敗にならないように気を付けて挑戦し続けることが大事。
    建築、土木、列車運行管理、宮大工に関しての事故事例を基に失敗を活かしたものづくりについて言及している。
    良い設計者は学校の成績が良いことが条件ではない。
    想像を幅広く広げられる人間が良い設計者になるのであって、成績は関係ない。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。2002年にNPO法人「失敗学会」を、2007年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。著書に『図解 使える失敗学』(KADOKAWA)、『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』(講談社)『技術の創造と設計』(岩波書店)、『続・実際の設計』(日刊工業新聞社)『3現で学んだ危険学』(畑村創造工学研究所)など。

「2022年 『やらかした時にどうするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

畑村洋太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×