- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062113274
作品紹介・あらすじ
男は父親になっていく。「彼」との出会いによって。1979年、浅草。時を超えた奇跡の物語。俺は、あんたの息子なんだよ、宮本拓実さん。未来から来たんだ。あと何年かしたら、あんたも結婚して子供を作る。その子にあんたはトキオという名前をつける。その子は十七歳の時、ある事情で過去に戻る。それが俺なんだよ。
感想・レビュー・書評
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息子の死を覚悟する父親の拓実と、短気で思考も浅はか、彼女や周囲の人達にお金を無心し煙草をもらい、どこまでもダメダメな若者の拓実が同じ人間だとは思えない。仕事も続かない男が危険を冒してまで自分を振った恋人に執着するだろうか。物語とはいえリアルさに欠けるというかあちこち矛盾が感じられた。でも最後まで読み終えたのだから面白くないという事はなかったのかな。
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とにかく感動。病気で眠り続けていた息子は実は昔にあっていた。東野圭吾さんの作品の中でも特に好きになった物語です。これからも、東野圭吾さんの本をたくさん読みたいです。
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職場の人は、トキオと拓実な関係性も相まってすごく泣くほど感動したらしいが、私は拓実の幼さや突っ張り加減にやきもきしてしまった。
タイムリープについてや拓実の実の父親の秘密の真相は物語中仄めかしで引っ張られていて期待していたが、意外と拍子抜けするオチだった。
東野圭吾作品は昔の作品だとキャラのキザさや幼さが目立つため、近年出版されたものの方が私は面白く読めるかもしれない。 -
グレゴリウス症候群で眠り続けたままとなっている17才の時生を前に、20年以上前にタイムスリップしたトキオに会ったという父拓実。
当時やんちゃしてた拓実に巻き込まれながらもついてまわるハチャメチャな展開の中で、なぜタイムスリップして会いにきたのか、それによって考え方を変えた拓実は何を感じたのか。
家族のしがらみを解き放ち、見方や心情が変わっていくのがいい。
314冊目読了。
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人生のベスト10に入る。学生の頃に読んで、とにかく泣いた。
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まあ長いけど感動する話。
人は変われるということがわかる。 -
話としては面白いんだけど、超常現象がただの説明つかない超常現象でしかないことがイマイチというこ、モヤっとする。しゃーないけど。
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生きる意味、親になる意味を考えさせられる一冊。感動しかない。大好きな一冊。