猫にかまけて

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062126748

感想・レビュー・書評

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  • 抱腹したり、号泣したり、せわしなく読了。さすがな猫言い回しを真似しようっと。

  • パンク歌手にして作家・町田康さんのエッセイ。
    個性豊かすぎる4頭の猫たちに翻弄される町田さんの日常です。
    ゲンゾーの犬疑惑、猿疑惑のくだりは爆笑。
    齢20歳の古参猫・ココア姐さんが良い味だしてます。
    他にも、儚げな拾い猫・ヘッケや、
    神仏にすら喧嘩を売る気の強いお嬢・奈奈が登場します。

    共に暮らした猫たちを看取る場面は辛いですが、
    楽しいだけでない、猫と生きる日々が丁寧に描かれている素晴らしい作品です。

  • 町田さんの猫好きは以前から知っていましたが、初めて町田さんの猫本を読みました。ちょっと、例えや言い回しがくどいかなあって部分もありましたが、猫好き度は十分に伝わってきました。猫エッセイに最近ハマってますが、やっぱりつらいのは猫の死を著した部分。我が家でも昨春に20年連れ添った猫と死別しました。読むたび、彼女の最期を思い出して、胸が熱くなります。この本でもヘッケ、ココアの最期の話は涙なくして読めません。
    ああ、猫ってなんて愛しいのか。この夏、また、新しい猫ちゃんが我が家に来ました。いつまでも元気で長生きしてね。

  • 泣かずにおらいでか

  • 猫好きならとてもよくわかる内容。
    平成12〜14年「猫の手帖」、14〜16年「フラウ」連載した物。
    愛猫写真も多数、うちにもいるような普通の猫たちが可愛い。
    気の強い女王様タイプの長寿猫ココアに、朝っぱらから「馬鹿じゃないの」と叱られる作者がおかしい。
    弟分のゲンゾーは、ご飯を食べるときには卑屈なのだが、なぜか寝場所には独占欲が強く、姉様のココアを追い出す。
    いろんな個性があるもんですね〜。
    身体の弱った子猫が足下によろよろとやってきたのを拾い、病気があるので仕事場で飼ういきさつ。
    身体の弱い子猫ヘッケの無邪気さ、闘病と後悔。その後生まれ変わりのようにそっくりな猫を拾い、奈奈と名付け…
    泣けます。
    作者は62年大阪府生まれ。96年「くっすん大黒」でデビュー、2000年「きれぎれ」で芥川賞。

  • 町田さんの猫への愛がストレートに伝わる一冊。
    文体がとにかく面白くニヤニヤしてしまう。
    猫ちゃんの具合が悪くなる描写は、やはり辛くて読んでいてキツいけれど、町田さんの正直な想いも伝わる。
    単に猫好きなだけでなく、愛情たっぷりお世話をする姿は猫好きの鏡だと思う。
    何度読んでも楽しめる一冊。

  • 2013年5月22日
    抱腹絶倒、町田さんの猫エッセイ。
    猫ちゃんが死んでしまうところはすごく悲しいし、私は町田さんと同じことはしないと思うけど、それ以外はものすごく楽しいお話でした。

  • 猫と生活すると、文字通り猫にかまけてしまう。そうしている今も、ほおっておけない。愛しい。

    泣けます、泣きました。

  • 猫と生活したくなる。
    町田康が益々愛しくなる。

  • 町田康氏による飼い猫のエッセー集。これまで何冊か出てますが、町田康文体が普通の文になると猫が死んでしまいます。
    で、泣けます。

    猫好きには必読のエッセー。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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