一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-

著者 :
  • 講談社
4.05
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本棚登録 : 3650
感想 : 447
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062136051

作品紹介・あらすじ

少しずつ陸上経験値を上げる新二と連。才能の残酷さ、勝負の厳しさに出会いながらも強烈に感じる、走ることの楽しさ。意味なんかない。でも走ることが、単純に、尊いのだ。今年いちばんの陸上青春小説、第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくて面白いのですぐに読み終わりました。
    続きが楽しみ。
    早い方だと1日で3冊とも読めるかも

  • 高校で陸上デビューの青春ドラマ。練習の成果が出てインターハイを目指そうとする中、波乱万丈に遭遇してしまう。逆風にさらされながらも仲間と分かち合って苦難を乗り越える姿に感動しました。

  • 3.5

  • 感想は3巻に記載。

  • 自分の記録用にストーリーのほぼ全部のあらすじ描書いてます

         ↓

    兄の健一がJリーグに入るとともに,家を出る。
    谷口若菜から、中距離に変わろうと思うと相談され,薦める。
    神谷新二も連も、2年になり、桃内など後輩が入ってくる。と、ともに先輩は引退していく。
    新二は、3年生たちから部長に任命され、春高陸部の部長としてメンバーを見るようになる。
    (とはいえ、新二は結構ちゃんと周りを見てる子だったからね。それもあって任命されたんであろう)
    インターハイ予選で、連が怪我をする。
    でも走ると言い出すのをみんなで止める。
    4継(リレー)は、予選敗退。それでも、連の休場は正解だったとみんなは考えていた。
    恒例のバーベキューで、肉を安く売ってくれたみっちゃん(先生)の陸部時代の同僚に聞いた、みっちゃんの過去。
    谷口若菜と、健二の試合を見にいく。
    ほんのり恋愛要素はじまる?
    健二や連のような,天才肌を見て自分も追いつきたいから死ぬほどしんどい個人メニューを作ってくれと先生に頼むが、先生はその必要はないと。
    ただ、少ししんどめのメニューを作ってくれた。
    夏休み中なので水泳なども取り入れ、個人的でなく希望者には部員全員できるように。でも、脱落していく。連なんて,プールに遊びに来たみたい。
    新人戦が始まる。
    途中で入る健一の交通事故情報に戸惑う。
    よりによって、なんで健ちゃん。俺だったらよかったのに
    と、落ち込んで部活に出られなくなる。
    ある朝,学校に行こうと家をでると、谷口若菜がいて、次の駅伝,応援に来て欲しいと言われる。
    ずっと部活に出てない自分がいくのか?いや、部長としていかなきゃ?でも?
    部のバスには乗らず個人で私服で応援にいく。走ってる春高選手が新二をみて、にっこ笑って走っていく。
    新二は,やっと泣けた。健一が怪我をしてからずっと泣けなかった。でもいま、蛇口が開いたかのように泣けた。
    そこに連がきた。
    「お前がいないと、つまらない。お前とかけっこがしたい」
    あんなに天才的に早く走る、憧れの走りをする連の走りを「かこっこ」って。
    でも、ちっちゃい頃からずっと二人は走ってたなー。競争じゃなくても,走ってた。歩くなんてなかった。
    新二は、涙が止まったらみんなのところに行く、と言った

    2年になって、新二くんは確実に色々成長している。守屋達が部長に任命するのもわかる。
    この子はちゃんといろんな子を観ることができるし、責任感も人望もある。
    連との関係もいいなー。
    男子だから、そんなにベタベタしないけど、唯一無二の親友って感じるし、信頼もしている。
    互いにピンチの時はフォローしあえる。

    3巻も図書館にあるようなのでさがしてきます

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00346392

    オフ・シーズン。強豪校・鷲谷との合宿が始まる。この合宿が終われば、2年生になる。新入生も入ってくる。そして、新しいチームで、新しいヨンケイを走る! 「努力の分だけ結果が出るわけじゃない。だけど何もしなかったらまったく結果は出ない」。まずは南関東へーー。新二と連の第二シーズンが始まる。(出版社HPより)

  • 最初の方は桃内君の行動に笑いながら読んでしまいましたが、後半ではぞっとしました。どんなに優秀な選手でも、怪我をしてしまえば…。健ちゃんがこの後どうなるかがとても気になります。

  • 「一瞬の風になれ」第二部。
    時期としては一年生冬~二年生秋?ぐらいだろうか、約1年間ぐらいが描かれている。
    オフシーズンの地道なトレーニング、春になり新たに入部してきた新入生、新体制で挑むインターハイ予選、先輩の引退、キャプテン就任、そして兄の怪我…
    ざっくりこんな時系列、出来事で構成されている。
    全3部ということで、ストーリーの展開スピードに無理がなく、主人公の成長やその時々の心情が丁寧に描かれていて、非常に読み応えがある。
    こういう作品って、急に主人公がチート級に成長するみたいなことがありがちだが、この作品はそういうことがなく、主人公が一歩ずつ、失敗と成功を繰り返してもがきながらリアルに成長していくのが見れるので、個人的には好きです。
    さて、次は最終の第三部。おそらく引退までを描くなのだろうが、どんな結末になるのかが楽しみ。自分もこんな真剣な気持ちで学生時代部活に取り組めていたらなぁとしみじみ思う今日このごろ。

  • きっと波乱が用意されていることは覚悟していて
    それが連なのか…健ちゃんなのか…ハラハラして読んでいましたが、覚悟していてもキツかったです。やっと自分の走りに気づき始めたのに。せっかくここまで頑張ってきたのに。

    辛さを乗り越えて第3部はどう飛躍するのか。楽しみです。

  • 2巻までくると 主人公と同じ気持ちになって走ったり、ドキドキしたり 辛くなったりする。
    最後の章では どこにもいきたくない、誰ともあいたくない、なにもしたくない そんな気持ちを すごくうまく描かれていて 痛いくらい伝わった。
    そんなこと 生きていれば誰もが経験するんじゃないかな。
    このあとの展開がすごく気になる。
    3巻早く読みたい
    2023.1.24〜1.30

  • 評価としては第一部を大きく上回る。
    二年になり、周囲が目まぐるしく変わる。別れ、葛藤、悩み。そして恋。主人公達の成長を身近に感じるような文章の構成は秀逸。
    スタートは遅れたものの最高の形で第三部に繋がったと言っていいと思う。

  • 記録

  • 「2007本屋大賞 大賞!」
    九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/635000

  • 読了
    1回目 2021.7.12

  • ますますいい!

  • 根岸が部長になるかと思っていたので意外な展開。第二部、新二の前を走る男たち(連とは異なる意味で)が、存在感を放っている。

  • 2冊め。
    2年になって後輩ができて、部活に精を出して頑張る展開。
    最後部分の家族の事故展開は陸上だけじゃない展開になってよかった。

  • 感想は第三部にて。
    (図書館)

  • う、まだわからないよぅ

    ちょっとだけほろっとくる箇所はあったけど。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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