花降り

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 14
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062139908

作品紹介・あらすじ

ただ一度この世を生きて、自らのいのちと思う一人に会いぬ-魂に響く、余りにも美しい恋愛小説。歌人・道浦母都子の初の小説。

感想・レビュー・書評

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  • 凄く綺麗なお話し。

  • ときどき気が向くと読む歌人さんなので、文章で読んでみたいと思い。
    内容はともあれ、言葉と向き合い続けたひとの言葉はほんとうに美しいです。

  • 歌人であり文筆家である著者のはじめての小説。各章の冒頭を飾る古今の短歌はヒロインの心象を色濃く映し出す効果的な運びだ。手紙形式の多様は「錦繍」を思い出させるが内容は類型的な中年の純愛物語。関西地域の桜の名所を巡る文錦といった趣き。

  • 『純愛』とか『美しい恋愛小説』という煽り文句に手を出してみましたが…正直、期待外れでした。主人公の心理が結局のところ自己満足にしか思えず、物語自体に共感できずにイラッとしてしまう部分が多かったです。主人公の言う様々な繋がりも、上手く解明されるわけではないので、読み手にとってはただの偶然にしか思えません。一人称で綴られる分、独り善がりのようで小説として今一つでした。

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著者プロフィール

1947年和歌山市生まれ。大阪の北野高校時代に「朝日歌壇」に投稿の1971年に近藤芳美を訪ね、80年12月、全共闘世代の心情や理念を率直に歌った歌集『無援の抒情』を刊行、世代を代表する歌人として注目を集めた。81年、同集により第25回現代歌人協賞受賞。その後歌集は、『水憂』『ゆうすげ』『風の婚』『夕駅』『青みぞれ』『花やすらい』『はなぶさ』を刊行、その他の著書に小説『花降り』『光の河』、エッセイ『百年の恋』『たましいを運ぶ舟』などがある。

「2017年 『歌集 花高野 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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