- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062144490
感想・レビュー・書評
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読み終わりました。
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?モチベーション1.0
生存を目的とする人類最初のOS
?モチベーション2.0
アメトムチ=信賞必罰に基づく、与えられた動機付けによるOS
ルーチンワーク中心の時代には有効だったが、21世紀を向かえて機能不全に陥る
?モチベーション3.0
自分の内面から湧き出るやる気!基づくOS
活気ある社会や組織を作るための新しいやる気の基本形 -
本書では、生命、種を維持するためのモチベーションをVer1.0。罰則や賃金(飴と鞭)によって作り上げられたモチベーションをVer2.0。内的発動によるモチベーションをVer3.0と呼ぶ。モチベーション3.0は、NPOに参加したり、オープンソース開発に従事したり、wikipediaの編集に参加するモチベーションの源泉である。 2.0を主なモチベーションとして活動する人をX型、3.0を主なモチベーションとして活動する人をI型と分類し、どちらが継続的に成果を出し続けられるか、また人生に対する満足度が高いかということを調査する。その結果として、例えば自己研鑽すること事態が自己のモチベーションなるI型が成果、満足度ともに高くなることを示し、I型になるべきだという結論を導き出す。キーワードは、自律、マスタリー(熟達)、目的。 生涯学習を自然にしている個人はおそらくI型であろう。必要性に迫られたわけでもなく、勉強を継続するエンジニアもそう。こういう人たちには、自分の行動を決める権限を渡し、勝手にさせるのがよい。そうでない人たち(残念ながら私の部下にもこういう人たちはたくさんいる)は、X型なので、プレッシャーと恐怖を持ってコントロールする以外ないだろう。
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図書館
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近年話題となっている「ティール組織」にも通じる、自律性や熟達、そして目的に重きを置いたモチベーション喚起。
あくまでも科学的立証に基づき
抑圧型の、換言するならば外発的動機に基づく行動を内発的動機に基づく行動は凌駕していくという主張が展開される。
自らの立場に立てば当然としか考えられないような主張が
その対象を「仕事」とした途端に受け入れがたくなるのは何故なのか。そこが解き明かされていないため、本書が出版されてから久しい現在でもまだ「モチベーション2.0」に留まる企業が少なからず存在するのではないか。
モチベーション2.0がもたらす恩恵も少なからずあるという点(本書の素晴らしいところは、そういったところを認めていることだ)や大いなる慣性の法則に抗えないということなのかもしれない。
日本版の題がいかにも自己啓発的なものになっているのは、個人的には残念。 -
まあまあかな。自律性(オートノミー),マスタリー(熟達),目的の3つが重要、とのこと。
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2010年の本で、前から読もうと思っていてやっと読めた。
今は内発的動機が当たり前のように重要視されているので、特に新しさはなかったけれど、当時は話題になっていたはず。
モチベーション3.0は、自分の内面から湧き出る「やる気!」に基づくOS。自律性、マスタリー(熟達)、目的がその要素。
研究結果や基礎理論はよく分かったが、個人や組織にどう活用するのかの後半部分がやや現実味に欠ける印象だった。 -
アメとムチの2.0から、自律性・マスタリー・目的を主眼とするモチベーション3.0への転換を促し、それに該当する事例を紹介する内容ですが、転換はいいにしてもなぜそれが必要なのか、どのようにして変革していけばいいのかは語られずじまいなのが残念。
これを素直に受け入れられないところに、私のジレンマがある気がします。 -
うーん、、共感できないし、学ぶことはなかった