- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062145213
作品紹介・あらすじ
「日本一オーラのない監督」が日本一になった!早稲田優勝!歓喜の『荒ぶる』全舞台裏。
感想・レビュー・書評
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再読。やはり面白い!JAPANのコーチシステムについて仕事されているようなので、今後どのように変化していくかが楽しみ!
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早稲田大学ラグビー部監督の中竹竜二さん。
カリスマ清宮監督の後任として選ばれ、自らを「日本一オーラのない監督」と呼ぶ中竹さんの組織論に対する考え方が分かります。
圧倒的リーダーシップを誇っていた清宮監督とは異なり、フォロワーシップ型組織へと再編成する上での、苦悩と困難が描かれた本書は、ラグビー経験者ならずとも心が熱くなるものがあるでしょう。
軽い気持ちで読み始めたのですが、下手な自己啓発書を読むよりもモチベーションが湧きます。
というかラグビーしたくなりますw
ただ、選手の名前が頻繁に出てくるので、早稲田ラグビーをちっとも知らない人は読みにくいかもな…。
以下、まとめ
◆リーダーシップよりもフォロワーシップ
◆スキルよりもスタイル
◆判断(judgement)よりも決断(decision)
◆ジャスト(just)よりもフェア(fair)
「社会に出たら、すべて理屈で物事が進んでいるように思っていたら大間違いだ。理屈じゃない。(中略)…常に全力を尽くすのが早稲田なんだ!」(決勝戦1週間前の中竹監督の言葉)
…個人的にはこういう精神論、嫌いじゃないですw -
判断と決断の違い。
判断は過去の事についてすること、基準は良し悪し。
決断は未来の事についてすること、基準は強弱。 -
清宮さんの後を受けて(と、呼ばれることに対する思いはあまりネガティブじゃなさそうですごいと思う)早稲田大学ラグビー部の監督になった中竹竜二さんの本。
06年に監督になり、07年に優勝するところまでの話。
08年2月発刊。
外から見ても非常にトップダウン型に見えた清宮さんから、どう変えても批判を受けるであろう後任を引き受け、結果を出して行く過程で、どのように考えたかを書いてあり、基本的にはスポーツの感動よりも組織論がテーマ。
自身を「日本一オーラの無い監督」と定義、設定して、リーダーシップではなく、フォロワーシップを部員に対して求めていく。
凄いなと思う点が、「自分自身を含めた客観性」
自分自身のできることと出来ないことの見極めだけでなく、それが周囲にどういう影響を与えるかまで客観的に見えており、コントロールが上手いと思う。
「フォロワーシップ」についても、就任時の環境からそう設定したのみで、それ自体に対するこだわりはあまりあるように思えなかった。
作中でも、周囲から「だんだん清宮さんに似てきた、清宮さんは聞いていないふりをしながらいいと思ったことは自分の意見のように取り入れるが、中竹さんは聞いているふりをしながらいいと思った事しか聞かないから、結果似てきている」というのは、本人の意思はともかく、結果の出るリーダーシップというのは結果的に収斂していくものなのかもしれないと思って興味深い。
自発的な組織と宣言しつつも、結果を出す為に執行もしっかり行っているように見え、明確な手法を意識しつつも、手段が目的化しない点もすごい。
このタイミングで読めて良かった。 -
ラグビーファン向け、スポーツ経験者向けの本。
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リーダーとは、単に上から引っ張るだけが仕事ではなく、選手に「考えさせる」ことが仕事。
僕自身の性格は中武氏に似ているからか、その理想のリーダー像も似ているし、参考になった。 -
タイトルは自己啓発本チックだが、内容は、中竹ワセダ2年の足跡。早大ラグビー部の選手の顔を思い浮かべながら読むことができ、楽しめた。それにしても、中竹流人身掌握術は、非常に共感する部分が大きい。強いチームではなく、強い組織を作るという意味では、清宮流を上回る。この流れでやられたら、当分メイジはワセダに勝てそうもない。
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早稲田大学ラグビー部の「日本一オーラのない監督」がチームを優勝させるまでの全舞台裏。スポーツ関係者だけでなく、ビジネス関係者にも読んでほしい一冊。リーダーシップについて深く考えたい人は、ラグビーの実話を読むと頭の中がスッキリしますよ。
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080508読了
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2008年100冊計画!!
その23
フォロワーシップって言葉に惹かれた1冊。
情熱大陸がきっかけで何かと注目しちゃった人だけど、自分の考えるリーダー像が似ていると思った。
リーダーって一言でいってもその人なりの考えで進めていけば、その人なりの熱いチームが出来る。
そういうことも教えてくれた1冊。