- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062147323
感想・レビュー・書評
-
じーん
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
す
-
訳ありの女性たちが主人公で4本の物語からなる短篇集。「ごめん」はその中の1つで、不倫旅行中に夫が会社で事故にあって、植物状態になってしまった。そして、荷物の中から夫が毎月「オリョウ」という方に僅かであるが振込をしていた。それを探るべく高知へ行く。そして夫も不倫していた事を知る。
高知の「ごめん」「いいの」という駅名を使ってるのが面白い。 -
あなたに、伝えようと思う。 危篤の夫の口座に毎月振り込まれていた謎のお金。振込み人を探して妻は高知へ。静かな町並みに響く路面電車の音。女が覚悟する瞬間だった──表題作ほか3編収録
------
人間の欲望や女性のいやらしさがしっかり描かれつつも
共感せずにいられない人間らしさがある。
正義や正しさだけじゃない世界を描いている感じが好き。 -
4篇の短編からなる。
(ごめん)
浮気までしていた陽菜子は,建設会社で働く夫が事故にあう。
夫の通帳を見て,夫の秘密を知ってしまう。
どうもいわゆる「勝ち組」女性の話が多く,あまりリアリティを感じられない。 -
短編4作。
いずれもとても読みやすく、心温まる話だった。ただ、短編ゆえ深さが少し足りない気がした。次は長編を読んでみたい。 -
タイトルごめんをテーマにし書かれている短編作。ごめん、と言う言葉ではとても済まされない程、重たい内容ではないかな、と。ですが、謝罪しその先に見据える前向きな姿勢が唯一の明るさで、ラストは救われた気持ちにさせられました、はい。
-
なんか、せつないなあ・・。女の人の心のひだの表現に、「そうなのよねえ・・」と共感を呼ぶ。ああ、やはり作者は同年代だった。
-
2012 3/19