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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「(中略)自分に与えられた環境を他と比べちゃ駄目だ。それは無意味だ。問題は」(中略)「その中で自分が、何を得られて、どう進んでいくかを考えなきゃならんってことだ。」
― 191ページ -
他人が、誰かの、悲しみを癒すことはできない。苦しみを取り除くことはできない。そこから立ち直るのはどんな時代だろうとどんなときだろうと、その人間個人の力なのだ。その人間がそういう思いにならなければ、何も消えていかない。
だが、周りにいる者は、その手助けはできるはずだ。
大人は、しなければならない。
― 262ページ -
他人が、誰かの、悲しみを癒すことはできない。苦しみを取り除くことはできない。そこから立ち直るのはどんな時代だろうとどんなときだろうと、その人間個人の力なのだ。その人間がそういう思いにならなければ、何も消えていかない。
― 262ページ
みんなの感想・レビュー・書評
■うん、暗いんだけど、でも前に向かってるなかで人がつながって、謎が散りばめられてて、これも映像化されそうだけどなぁ!小学生はほんとに非力で多感で周りにとてもとても左右されるからこそ、自分でこうしたい!こうしたほうがいいんだよ!はすごい大人だよねぇ。6年生なのになぁ。
初めて読んだ人だったけど、この人嫌いじゃないな。
ストーリー自体はよくありそうな感じなんだけど、
描き方がおもしろいなぁと思いました。
まず、常にフックになっている“事件”の説明がどこにもない。
人物の描写もそのときの語り手のタイミングだから、
はじめは“僕”が何歳くらいなのかまったくわからなかった。
読者への説明的な要素が少なくて、
あくまで登場人物がいま見てるもの、思っていることを
描いているような感じ。
なんか、不思議だけど、ヘンに読者を気にしている書き方よりいいなって思った。
子どもでいれなくなってしまった子どもって悲しいね。
根っこの重い作品ですねぇ。
主人公のコたちの世代に読ませるには余りにも重い…。
私達大人が時代を振り返って読む作品なんでしょうね。
違う小学校に通うハルと花歩。
ある日出逢った二人は心に深い傷を負っていた。
登場人物それぞれのバックボーンや事件が詳しく語られることはなく、
二人と彼らを見守る人々皆が
暗い闇から少しずつ前進していく様を丁寧に描いている。
【図書館・初読・1/16読了】
事件の詳細や、具体的な個人のバックグラウンドは描写されないが、各々のモノローグや第三者からの視点で描かれるハルや花歩の機微に心うたれる。小学六年生に「どうしようもないことだから」とか「しかたのない事」とか、口癖のように言わせる環境。子どもは見てる。追うものは先を歩く者の背中を見てる。
子ども、大人、その境界にいる青年。
皆それぞれに自分に起こった出来事をどう捉えてどう抱えて生きていくのか。
内容は重たいですが温かすぎて泣けてくる話でした。
抱えきれない辛いことが突然おきても、またすすんでいける、一緒に行動してくれる人がいるなら。そっと後押ししてくれる人がいるなら。
サクッと読み終わりました。
重いテーマを敢えて軽く書いているような。
私はもうちょっと重く書いてほしかったかな。
子供向けかなぁ~と思いました。
中学生の読書感想文とかに良さそう。
題材は暗いけど、タイトルどおり、未来へ前向きに進んでいく話の進み方が良かった。
話に出てくる問題って現在の姿だなぁとおもったり。
想像力
自分には足りないかも。
***
さらっと読めた。
かといって、簡単に理解できる内容ではないけれど。
小路さんの文体は、優しくて、好きです。
あとがき書いて欲しかったなー(;ω;)
前に公園で起きたあの不幸な事故を題材にしているのかな、と思いました。全ての当事者に対する作者の温かい視線を感じながら読むことができて、多少の都合のよさも「そういうのも、いいじゃないか」と思わせた。
子供の前で大人が大人らしくいる、子供が子供らしくいられる、そんな社会を取り戻せたら。
イザさんもキッペイくんも、片岡さんも、皆、大人で温かい。
あ、花歩ちゃんって名前いいなと思った。とメモっとく。
人の温かさが感じられる素敵なお話でした。
ハルとカホの健気さに涙・・・。ものすごく懸命に生きていて、子供って強いなとも思いました。多分、大人の自分の方がよっぽど弱い。
普段子供に接する機会が多い自分としては、真剣に子供たちのことを思い行動していくイザさんとキッペイの姿に、自分の大人としての生き方を考えてしまいました。
ハルとカホは違う小学校に通う、六年生。接点などなかったふたりが、運命のいたずらによって引き寄せられる。心に傷を負った少年、少女、そして彼らを見守る大人たち。それぞれが懸命に、前を向いて歩いていく―。
ハル、カホ、イザさん、キッペイ四人の視点から話が語られていく手法がこの話にマッチしてる。
事故のこと、イザさんの過去に家族と何があったか?
語られない事は多いけど、読み終わったとにはほんわか優しい気持ちになれる一冊です。
一言、良いお話でした。
重たく厳しいけれど、あたたかかった。
みんなの懸命な心があたたかかった。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-330.html
事故で女の子を死なせてしまったハルと
その女の子の親友だったカホ。
ハルがビルから飛び降りようとするのを目撃していたカホは
とっさに鏡で光を送り自殺を止めた。
そしてハルに死んでしまった由希菜ちゃんの夢を話し
花屋でバイトをする桔平さんや井崎原さんに手伝ってもらって
カホの住むビルの屋上に庭園を作ることにした。
しかしカホのおじいちゃんが亡くなりビルは人手に渡ることに。
装丁:片岡忠彦 装画:アカサカヒロコ
人間捨てたもんじゃないと思える本。
由希菜ちゃんの死因やイザさんの過去が明確に書かれないのは
読者の想像力を信じたのか重い影を減らしたかったのか。
子供の未来を考えることだけが残された大人に出来ること。
「どうしようもないことって、起こるんだって、わたしは知ってるから」 『東京バンドワゴン』の著者書き下ろし長編!新たな感動! ハルとカホは違う小学校に通う、6年生。接点などなかったふたりが、運命のいたずらによって引き寄せられる。心に傷を負った少年、少女、そして彼らを見守る大人たち。それぞれが懸命に、前を向いて歩いていく――。 第29回 メフィスト賞作家、胸を突く長編力作!(講談社サイ... 続きを読む »
今作はちょっと重い話。ただし、それだけで終わりません。
陰に少しずつ日が射してくようなかんじになってます。
女の子を「殺してしまった」小学生の男の子。ハル。
親に虐待を受けてた同い年の女の子。花歩。
ハルが自殺しようとしたところを花歩が助けたことで
始まり、展開していくあたたかな心優しい物語です。
ハルと花歩の両親はホントにどうしようもない人だけど、
ハルの支えとなっているおじさんや、花歩の兄貴代わりの大学生など
素敵な大人たちが、「子供らしくいられなくなってしまった」
ふたりの主人公をしっかり見守ってサポートしている。
そう、今回もやはり、小路さんならではの、「大人論」が
物語の全体で語られています。
小学生のハルとカホ。ふたりが出会い、大人たちも協力して、ある少女のために屋上庭園をつくる。重い荷物を背負ってしまった子どもを見守る大人たち。みんなを応援しながら一気に読んだ。子どもが子どもらしくあることの大切さ。
この話に登場する子供たちの親は、子供たちがものすごくつらい出来事に出会って心の傷を負ってしまったのに、自分たちのことしか見えておらずに逃げています。 一方、そんな子供たちとたまたま親しくなった大学生のキッペイとイザさんは子供たちとは直接関係ない人たちなのに、心から子供たちのことを心配し、力になってあげます。 小学生はどんなに大人ぶってもやっぱり心は子供。 私はキッペイやイザさんのような、内面... 続きを読む »
とても良かったです。
自分のことを悩みながらも、子供のことをきちんと考えて見てくれている大人がいて、少し悲しい話だけど、なんだか暖かくていい話でした。
2010.04.27 読了
大人と子供の関係。罪と償い。現実。
なかなかすっきりしないところ(イザさんの過去の詳細・由希菜ちゃんの事故詳細とか)はあるけど、はっきりしないところがまたよかった気がする。
子供を守れる大人が傍にいれば、世の子供はのびのび育つかな。
そういう大人になれればいい。
この本に出て来る人たちはみんな良い人でお互いに相手のことを思いやり特に子どもを大切にしている。
人間の優しさの部分が人の心を優しくしてくれる。
苦しみながらも自分の心の中にある憎しみに負けてしまうこともあるがそんな人間の弱さに対しても優しい。

どうしようもないこと、って起こるんだって、
わたしはしってる。
この言葉について、とても考えさせられた。
こんな偶然がおこるとは考えられない話だけど、
人の気持ちがとても丁寧にかか...






