- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062153676
感想・レビュー・書評
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江戸情緒溢れる短編集。
ささやかな幸せを重みをもって描かれていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宇江佐真理氏が、亡くなってから、読んでなかった本が沢山出てきた。
この本は、6話からなるのだが、ハッピーエンドに終わらないものが沢山ある。
題名の「富子すきすき」も、吉良上野之介の妻として、硬派な夫が、このような言葉をかけていたのだと、、、少し和らぐ話である。
一般的に赤穂浪士の正義と、殿への忠義を褒め称える物が多いが、反対に、吉良家の格式を守って来ているお家柄から言うと、不調法な行動をたしなめる立場であったことも事実であろう。
時の流れに、一方的に、事実を伝えているけれど、これも然り、正しい見方なのか?と、問いかけている。
「堀留の家」「面影ほろり」「びんしけん」など、人生においても、その時の判断によって、後悔することも多々あること、、、
宇江佐氏の本であるのに、ちょっと辛辣な人生観が、描かれていた。 -
思い通りにいかないのが、この世の常ですよね。
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「堀留の家」、いい。泣きっぱなしだぜり
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久しぶりに宇江佐真理せんせいの作品
ただ、いつもと作風が違う?
主人公への愛が感じられないなぁ
帯にまつわる女達のエピソード
捨て子たちを世話した「家」への
こだわり愛憎あわせた感情から逃げたい
とっちらかった印象 -
2/28/10図書館
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大好きな宇江佐さんの短編集。ただ、最近の作品はどこか暗いというかほろ苦いというか・・・。
面影ほろりという作品が良い。ぼっちゃん可愛い。