- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062153997
作品紹介・あらすじ
チェ・ゲバラの足跡を追った前作『レボリューション』(講談社刊)に引き続き、ニートの友人イトウくんとの2人旅。時空を超えシンクロする、不思議な体験と笑いに満ちた中欧旅行記です。
ウィーン、ブダペスト、ドレスデン、プラハ……理想と情熱を胸に、革命とルネサンスの舞台に時空を超えてアクセス。
軽妙な掛け合い、癒される文体とユーモア。さまざまな人や出来事との出会いと気づき、土地の記憶、箴言がつまった作品です。
帯推薦文:
「彼のように前向きな思考や意思は必ずいい結果を引き寄せる」
哲学者・ノーベル平和賞候補 アーヴィン・ラズロ
感想・レビュー・書評
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やっぱり須藤さんの旅の話はおもしろい。
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理想主義のルーツを求めて中欧へ旅する須藤元気とイトウくん。
イトウくんの
「状況が変えられないときは捉え方を変えるんだよね」
がなぜか頭に残った。
2人の軽快な会話はどこまでノンフィクションか分からないが、前作の「レボリューション」に続いて、一緒に楽しい旅をしている感覚になれた。 -
図書館で借りた
理想主義のルーツを追って、
作者が中欧を旅している様子が描かれている
本文中には
現在の価値観に流れ着くまでの歴史や
思想家の考え方などが幾つも書かれていて、
それをもう少し深く追っていくのも面白そうだと思った
しかし何より、
作者の文章の書き方というかユーモアのセンスというか、
そのようなものがとても好みで、
するすると読んでしまった。
内容を読むというより
文章を楽しむという感じで読んでしまったけれど、
ゆくゆくは作者の語っていることを
もう少し理解できるようになりたいと思った。
何冊か本を出しているようなので、
他の本も読んでみたくなった -
今作の舞台は、18世紀から19世紀にかけて黄金期を築き、近現代すべての出発点であった、中欧。
前作から引き続き旅の相棒である、イトウくん(ニート)が実にいい味を出していて、とても面白かった。
須藤氏の独特なユーモアも健在で、マニアックな内容だが、簡単に読み進められる。
趣旨をもった旅の楽しさを伝えてくれる一冊。
あー、旅したい。 -
理想主義どうのこうのはいまいちよくわからなかったが、とてもおもしろく読めた。
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うーん。
須藤元気は昔から気になる存在だけど、
彼のユーモアや文章との相性が良くない気がする。 -
須藤元気、旅編の前作、『レボリューション』に比べると濃厚なエピソードは少なく、素朴な旅エッセイになっているが、今回の中欧の旅においても彼のシンクロニシティとユーモアは健在で、我々を世界へいざなう。
楽しませることは自分が楽しんでこそのものだし、
調和が調和を呼び、愛が愛を育てる。
人生はいつだってこれからだ。 -
西欧文明の大本としてオーストリアを訪ねるなんて、やはり只者ではない。
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例えばハンガリーの著名な物理学者を訪問した際、「舞」と書いた自筆の書をプレゼントした直後、外には「舞」とボンネットに書かれた車が通ったなど。言ってしまえば他愛のない偶然になるのでしょうが、このような、ちょっと確率的にもあり得ない(外国の地でボンネットに「舞」と書いた車があるなど)ことが重なったりすると、心情的にも「何かある」と思わざるを得なくなります。
でも、考えてみればこの数年、シンクロの嵐の中で生きているようなもの。特に会社を辞めてからは、まさに何か大きなものに動かされているような気さえしています。その存在こそがシンクロであり、チョプラ博士の言う「すべて」なる存在なんだと感じています。
よく言われるのですが、私って「精神世界」と「物的世界」のバランスが絶妙なんだそうです。自分でもそう思いますが。そしてこれからの世の中はどっちかに偏るのではなく、中庸でありバランスが大切。ですので私はどっちも極めたいと思って、そしてブログを書いています。ちなみに最近は「物的世界」にちょっと偏っていたので、今回の東京出張では「精神世界」系の合宿セミナーに参加してバランスを取るわけです。
このバランスのとり方が重要
話を戻しますが、シンクロニシティについては、他にも例示すればキリがないほどです。ほぼ毎日、何かある感じですから。特に滝行をやってる時、瞑想・坐禅をやっている時などは、「思考(自我)」の働きが弱まっている状態ですので、すごくシンクロが起りやすいです。つまり「直感」が冴えていると言いましょうか。 -
イトウくんとの旅行記。
元気ちゃんの書を読むたびに、「理想のタイプ訊かれたら須藤元気と言おう!」と心に誓うのですが、すぐに忘れてしまう。
今度こそ覚えておこう。