サッカーを100倍楽しむための審判入門

著者 :
  • 講談社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156936

感想・レビュー・書評

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  • プロ野球の審判本を読んだときも思いましたが、サッカーの試合を見てて、レフェリーの判定に文句を言うたことがある方は、一読されてみてはいかがでしょうか。

  • 新しい考え方 = 「審判団は第3のチーム」。
    これからは今までとは違った視点を持ってサッカーを観戦できそう。
    普段は選手に隠れて全く主審・副審にスポットライトが当たることはないけど、改めて審判の難しさが分かった。もっと審判も良くても悪くてもいいから評価されるべき。日本サッカーのレベルが上がれば日本審判のレベルも上がるやろうし、vice versa。

    審判を本職にしてる人ってホンマに一握りやねんなー。

    今回は基本中の基本、審判の職業紹介みたいな感じやったから、もうちょっと詳しくドキュメンタリータッチな本もあれば読みたいなー。

    ところで本を読んでて初めて誤植発見。p.152のl8 「未熟」は「未然」のはずでは?

  • 審判目線が、面白い。

  • 日本の審判会のトップが、ここまで書いてもいいのか?! というくらい書いている。著者がトップだからこそかける内容なのかも知れない。

  • 【Succor】サッカーを100倍楽しむための審判入門/松崎康弘/20170420/(37/633) <189/75080>
    ◆きっかけ
    ・アンゾン?

    ◆感想
    ・内容がとても新鮮でした。サッカーの見る目が変わった。まず、プロのレフリーが、試合ごとに厳しい評価を受けながら、フィジカルもメンタルもトレーニングを重ねている話は国際試合やJリーグの試合の舞台裏を覗いた気分だ。その割に、日本では報酬が低いことも驚かされた。
    ・著者曰くは、審判はただ反則を見つけて咎める「監視員」ではなく、プレーヤーにも観客にとっても記憶の残る好ゲームになるような環境を整備する第三のチームであるというのだ。故に、決して高圧的にではなく、かといってなれなれしいのでもなく、選手とコミュニケーションを密に保ち、互いをリスペクトできる雰囲気を作出し、リードしていく役割だという。これは、単にサッカーのルールに則ったジャッジメントだけでなく、ともすればエンターテイナー的な要素も併せ持つ役回りであり、そしてこれが審判の醍醐味なのかもしれない。翻って、当方自身がそんなレフリーを目指すのなら、言わずもがな、フィジカルもメンタルも日々の練習試合で鍛えていくほかないだろう。

    ◆引用
    ★サッカーでは審判の判定が試合の行方を左右することもある。サッカーはミスのスポーツ。これには選手のミスだけでなく、審判のミスも意味している。
    ・ゲームコントロールの重要性:判定が正しくとも、ゲームコントロールがうまくできていたか、選手にうまく対応できていたか。
    ・判定には幅がある。試合の流れを読み、選手の意図をくみ取って判定。
    ・選手はプレーを、審判はレフリングを同じピッチでやっている。選手同士、さらには選手と審判がお互いにリスペクトしあわなければ、ゲームは上手く進んでいかない。選手も審判も間違いを犯す可能性はある。そのことを理解して上で、リスペクトする気持ちを持たなければならない。
    ・審判にとって必要なことは、正しい判定を下すことだが、何かあった時に、選手にきちんと対応することでもある。その真摯さも、リスペクトも、そして毅然とした姿勢もなければならない。
    ・ファウルを取り試合の温度を下げる。
    ・審判は試合の環境のひとつ。天候やピッチコンディションと一緒。よいグランドだから良い試合が出来た。とおなじように、良い審判、安定したレフリングだから良い試合ができた。
    ・良いプレーだった、おしかった、とコミュニケーションとってもいい。
    ・目に見えるプレーだけでなく、選手の意図も読む
    ・判定に一貫性はないといけないが、対応については多様性があっていい。
    ・誤審だと怒るのでなく、なぜ間違えたか?ポジションが悪かったのか、ちょうど死角になっていたのかと考える。

  • ずっと気になっていた本。BOOKOFFで見つけて、一気に読んでしまいました。

  • 2011シーズンからちょこちょこJリーグの試合を見始めて、その頃からよく審判を叩く書き込みを目にしていたので読んでみた。
    難しい場面で適切に裁いていた審判がいること、
    ネット上の酷評を真に受けるべきではないこと、
    そういったことを知ることができた。

    家本さんのあれは鹿島サポーターの私怨なんだなぁ…。

  • 審判の目線が加わると、サッカーは2倍は楽しくなると思います。

    これまでのサッカー記事は、サッカー選手の目線、監督の目線、応援団の目線がほとんどでした。審判の目線で試合が見られるようになると、以外なことに気が付くかもしれません。

    昨年、4級審判になりました。
    中学1年生の息子といっしょに審判員講習を受講しました。
    国際審判になるには、中学校1年生くらいから、審判の経験を積んだ方がいいという思いがありました。
    小学生、その親たちで、審判員に対する失礼な態度を取る人達をみて、こういう人間にならないようにするには、サッカーの選手をしながら、審判員としても活躍することが大事ではないかと思ったためです。
    サッカー選手は、1試合の中で、1回失敗しても、2回成功して勝利すれば英雄になれます。しかし、審判員は1回失敗したものは、取り返しがつきません。
    日本人の審判は優秀なのに、国内ではきちんと評価されていないことも残念でした。

    なかなか、審判の実情を伝えたり、審判として職業意識を持てるような本になかなか出会いませんでした。
    本書は、審判員をする人にも、選手にも、応援する人達にもぜひ、読んでもらいたい本だと思いました。

    ps.
    3級審判員になるには、実践が必要なので、声がかかるのを待っています。

  • サッカーの審判について
    審判が何を考えているか、
    良いジャッジとは何かがわかりやすく書かれている

    もう一歩踏み込んだ話があっても良かったか

  • 三鷹

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著者プロフィール

(公財)日本サッカー協会常務理事、前審判委員長、サッカーS級審判インストラクター。国際サッカー連盟(FIFA)フットサル審判インストラクター。元国際副審、Jリーグ主審、フットサル1級審判員。

「2015年 『間違いやすいジャッジがひと目でわかる! サッカーとフットサルのルール 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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