金正日は日本人だった

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062157667

感想・レビュー・書評

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  • 中国では軍人になるのはならず者ばっかりだった。
    朝鮮戦争の時、スターリンも毛沢東もアメリカよりも日本の出方に注目していた。
    金正日は偉大な将軍様と呼ばれるのは嫌がっていた。
    北への送金は北の指令で朝鮮総連によって各県に額が割り振られている。しかし金額あhそう供出できないから、朝銀から金を借りる名目で手形を振り出す。最初から回収の見込みが立っていないから当然朝銀は破たんする。

  • 数ページでやめた。結論ありきで推論を聞かされてもね。

  • 久々の感動。日本人は覚醒しなければならない。

  • 『金正日は日本人だった』
    <要約>
    金正日の父親は、金日成ではない。金正日の真の父親は金策といい、その本性は、帝国陸軍が半島に残した残置諜者で、黒龍会メンバーの民間人である畑中理である。
    金策は、米国が李承晩を使って韓国を間接統治し、ソ連が偽金日成を使って、朝鮮半島を分割統治しようとする中、朝鮮半島統一のため、北朝鮮国家を偽金日成による疑似天皇制による国家として構築し、ソ連・中国に打診し、朝鮮半島を起こした。
     金正日は、金策と、金聖柱の妻である金貞淑との間に生まれた可能性が高い(※)。金策は、自らの本性を知っていることを恐れ、金日成によって暗殺されたのではないか。政争の中、自らの出生を知った正日は、金日成に取り入る振りをし、父殺しに恨みを抱いていた。そして、実父金策の目指した疑似天皇制国家完成のため、自らの失脚手前で金日成を暗殺し、権力の座に就く。
     しかし、そこで、祖国が、実は米国のコントロール下にあったことを知る。特に、米CIAの発令で統一教会を通じて人民軍や情報機関を懐柔されていたことを知る。そして、そのような一部軍や情報機関によって、日本人拉致が行われていた。
     日本との接近を望む金正日は、拉致を知りながら黙秘してきた親朝派日本議員への警告として「金策号」事件を起こし、日朝関係改善のために日朝会談を持ち込んだ。

    (※)当時、金聖柱は不倫の限りを尽くしていた。また、そもそも金貞淑は、匪賊の習性として、金聖柱に誘拐され無理やり夫婦にさせられた。

    <抜粋>
    p.59
    (※東アジアでの米ソ対立では、)とりわけ焦点となるのは、解放後の朝鮮半島である。東西の最前線がここでぶつかり合うのは必定だった。そこで、アメリカもソ連も傀儡政権を樹立し、防波堤にしようと画策する。結果、アメリカが白羽の矢を立てたのが、李承晩である。
    李承晩は、かつて朝鮮半島を統治していた李氏朝鮮の王族の末裔だ。[…]だが、ソ連側には適切な人物がいなかった。そこでかつぎだされたのが、ソ連に従順だったニセ金日成だ。


    p.62
     金正日氏の本当の父親は金日成とともに抗日戦を戦ったキム・チェクなる人物。[…]金日成は本名ではなく、キム・ソンジュ(金聖柱)が本名。献身的であつかいやすい点を見込まれ、旧ソ連に共産勢力の指導者として選ばれたという。

    p.87
     「八月宗派事件」を契機に、金日成の独裁体制はほぼ固まり、金政権はソ連の傀儡政権から脱皮し、盤石の基盤を確立していく。

    p.123
     金策は日本名、畑中理―。元情報参謀の老紳士から「帝国陸軍の残した残置諜者」と聞いたので、てっきり陸軍中野学校の軍人だと思い込んでいたが、一九〇一年設立の国家主義右翼団体、黒龍会のメンバーで、民間人であったらしい。

    p.167
     ニセ金日成こと金聖柱は、日本を恨むどころか憧憬し、金策の進言する疑似天皇制をむしろ、歓迎して受け入れた

    p.179
    実質的な国家運営を行っていたのは金策だった

    p.180
    党と行政機関の基礎要員育成システムをつくりあげた金策は一九四六年八月、次のステップに進む。人民軍の創設の準備である。

    p.186
    (※朝鮮戦争の打診について)スターリンも毛沢東もアメリカよりもむしろ、日本の出方を相当気にしていた[…]。もう一つは、中ソへの交渉に金策がどうやら深く関わっていた

    p.191
    金策は、共産主義の赤化から日本を守るために朝鮮半島をその砦にするという任務の総仕上げに今こそ取り掛かる好機だと考えたに違いない。金策にとって北朝鮮から武力統一を仕掛けるという賭けはどちらに転んでも損はなかった。最も望ましい展開は、アメリカが参戦し、南の勝利によって半島が統一され、統一韓国が共産主義の防波堤になることだった。[…]仮に北朝鮮が武力統一を成し遂げたとしても、それはそれで、従来の通り、金王朝を押したて、望郷の砦にすればよい。

    p.193
     残置諜者、金策の任務が朝鮮半島を防共の砦とするというものなら、当然のごとく、金策こと畑中は、統一に向けて歩を進めなければならないと考えたはずだ。畑中の思想は、アジアの民族の自決である。ならば、なおさら、朝鮮半島は朝鮮民族の統一国家が治めるべきだと考えていたのだろう。その理想を達成し、任務を遂行するために、金日成を動かして武力統一に急き立てたのではないだろうか。

    p.200
    金日成の死は金正日による親殺しの線が濃厚

    p.293
     金正日は本当に長らく日本人拉致の事実を知らなかった。「一部の妄動主義、英雄主義の部下たちが勝手にやった」という日朝首脳会談での金正日の言葉は嘘ではなかった

    pp.345-346
    北朝鮮は日本の残置諜者、金策こと畑中理が建国した日本の残置国家だ。そのことをどうやら知っていた金正日総書記は、父・金策の意思を継いで、北朝鮮を疑似天皇制国家へと導こうとした。
    ところが、彼が実権を完全に掌握する前に、アメリカはCIAを使い、統一教会を養成し、日本赤軍の学生たちを送り込み、人民軍と情報機関に橋頭堡を築いていった。北朝鮮は、父・金策が「買(原文ママ)った革命」による日本の残置国家だと思っていたのが、いつの間にかアメリカに乗っ取られ、コントロール下に置かれている。その現実を金正日が知ったとき、彼は愕然としたに違いない。

    p.356
     日本人拉致は、アメリカの陰謀だったという説がある。人民軍によしみを通じていたCIAが、北の工作部隊と朝鮮総連を使って、やらせたのだという説である。

    p.355
    老人にいわせると、それは表面上のこと(※ベトナム戦争が、米対中ソの代理戦争であったという説)で、実は、日本の残置諜者国家・北朝鮮と、アメリカの戦いだったという。アメリカは、朝鮮半島でやったのと同じく、南北ベトナムを分断し、分割して統治しようとしていた。

    p.368
     古くは高句麗、百済、新羅の時代から、現代にいたるまで、朝鮮半島の安定は日本の最重要テーマの一つである。
     旧大日本帝国が朝鮮半島に残置諜者国家建設の布石を打ったのも、未来にわたる日本の安全保障を担保するためだった。

    p.369
    「北のディープスロート」の老人の言葉が今でも私の耳に残っている。
    「北の問題は日本の問題です。すべては日本人の覚醒にかかっているのです」―。

  • なかなか面白いです。おすすめです。

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著者プロフィール

佐藤守(さとう・まもる)

 1939年、樺太に生まれる。元自衛隊空将。1959年、防衛大学校に入校(防大7期)。1963年、同校航空工学科を卒業し、航空自衛隊幹部候補生学校に入校。1966年、同校戦闘機課程を卒業し、第8航空団第10飛行隊(築城基地)に入隊。1975年、外務省国際連合局軍縮室に出向。1980年、第7航空団第305飛行隊(百里基地)隊長。1981年、航空幕僚監部防衛部防衛課。1987年、幹部学校教育部戦略教官。1990年、第3航空団司令兼三沢基地司令。1994年、第4航空団司令兼松島基地司令。1996年、南西航空混成団司令兼自衛隊沖縄連絡調整官。1997年、任務終了につき退官。飛行時間3800時間、乗機した戦闘機には、F86、F104、F4、F1、F15などがある。ロシア機・中国機へのスクランブルに対応するため現役中から諜報活動にも従事する。
 著書には、『金正日は日本人だった』『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』(講談社)などがある。

「2017年 『宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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