- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062162685
感想・レビュー・書評
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口コミによる利用者の急激持続的な拡大、ヴァイラル・ループを引き起こして成長したサービスの事例が色々と紹介してある。
読んでてわくわくした。あの気持ちを取り戻したいときに読み直す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルにある『バイラルループ』とは、情報がウイルスのように伝播していく現象をさしている。その広がりの速さは、まさに時代の流れを端的に表しているといえる。インフルエンサーのような力のある人の発言が、これまでの6次の隔たりや18次の隔たりを感じさせないくらいのスピードで埋め合わせているといっても過言ではない。ユーザーがつながればつながるほど、その関係性を示す数値は跳ね上がり、時を待たずして有益な情報は人の目の届くところのものとなる。また、ソーシャルメディアにおいては、バイラル係数の1を基準とし、それを下回れば次第に廃れていき、1を超える限りにおいてはバイラルループが機能し、拡大成長していくと考えられている。最近はウィキリークスがらみの話とあいまって、この情報流出、情報拡大はひとつの主要なテーマとなっている。その視点から問いを投げかけ意見する著書がまだ見当たらないため、この本は今まさに手に取り、読み考える一冊になるのではなかろうか。
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ソーシャルメディアにおいてキャズムを超えることが大きな課題だ。それをいくつもの事例で紹介。とくにこの本は、どうやって超えるのかという視点ばかりではなく、ベンチャービジネスとして、どうして事業を立ち上げ、いつそれを売却したのかということも書かれており、おもしろい。
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近年の急速にサービスを拡大した企業の、事例がいくつも紹介されている。今後のビジネスを考える上ではなくてはならない要素を、吸収できる上に、読み物としても最高に面白い。
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snsの世界で巻き起こるバイラルループ。すべての人にその力はある。ぼくにも?
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クチコミが爆発的に広がるまでの経過や、爆発した後に負荷の上昇や身内の時期をの違いで失敗した例・成功した例の原因と結果がわかりやすく書かれていて非常に面白かった。
やはり爆発的に広がるには、もともとのアイディアの設計図の時点でシンプルでかつ完成度が高いものを設計しているかどうかが肝心という事が良く分かる。バイラルループのスタートラインに立てども、ある程度の位置で沈んだ例も多数あるだろう。
この内容を踏まえて○○、というのはすぐにはなかなか難しいが、頭の片隅にはインプットしておいて、何かの時に接続すると非常に良いと思った。