ダライ・ラマ法王に池上彰さんと「生きる意味」について聞いてみよう

  • 講談社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062163972

作品紹介・あらすじ

「生きる意味って何ですか?」「どうすれば苦しみから解放されますか?」「日本人に足りないものは何ですか?」池上彰&若者たちがダライ・ラマ14世に聞いた50の質問。

感想・レビュー・書評

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  • あの池上さんが尊敬するとやまないダライラマ。
    その対談なので興味深く読んだがこの本の内容だけからは魅力はあまり伝わらなかったかな。
    魅力的な人物であるのは確かだけど。

  • ダライ・ラマ法王が日本に来た時、日本の大学生100人とジャーナリストの池上彰さんが、ダライ・ラマ法王に直接質問する機会があり、その時の記録。
    普段の生活のなかで、怖いと思いながらもわざと見ないようにしているような疑問・質問を、本当に率直に正直に話されています。
    読んでいると心が癒される。

  • チベットに行きたい。もっと寛容になりたい。お手本になる人が欲しい。

  • 大学生100人が池上彰さんと「生きる」とはどういうことか語り合うという機会があったことをこの本で知りました。チベット仏教の最高指導者ということで、どれほど敬虔深い方なんだろうと思っていましたが、講演の内容はとてもシンプルかつ分かりやすいです。そしてどの宗派の人もすばらしいし、無宗教でもかまわないという言葉からも、法王の寛容さとあたたかい人間性が伝わってきました。法王がダライラマ14世となった経緯もとても不思議で興味深かったです。まるで歴史の伝説のようでした。「本当の自分はない、さまざまなものがひとつになった全体が「自分」である」「死ぬ時期がくればうまく乗り越えられる」といった教えがとても印象的でした。「人生に保証はありません。でも大切な事はどんな信念を持って生きて行くかだと思います。」心に刻みます。

  • 日本の大学生を観衆にした講演録。一問一答形式で綴られます。内容は他の著作で語られていることと一貫しているので、既に類書をお読みの方には物足りないかも。ただエッセンスを知るには最適です。大学生にはここに留まらず、ここから出発して更に勉強していってほしいな。

  • わかりやすく面白い!父から勧められて読みました。
    内なる心の平和は考え方ひとつで変えられる。
    大切なのは、常に正直であり、真実であるということ、あなたが常にオープンであり、あるがままであれば、周りの人との信頼がうまれる。
    信頼がうまれると、本当の友情がうまれる。

    幸せにいきるとは?という問いに対するダライ・ラマさんの答えが心に響きました。

  • 世界のしあわせを祈ってくれる人がいることを感謝する

  • 池上彰氏が進行を務めたダライ・ラマ14世と日本の大学生の対話を書籍化したもの。「嫌なことを忘れるには」のような個人レベルから世界の格差問題まで幅広い問いまでをノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ14世が答える。

    【本文の要約】
    タイトルにある「生きる意味」とは
    各々が幸せな人生を送ること。
    しかし、自身の幸せを願っていては幸せになれない。

    幸せな人生を送るには
    他人に対して慈悲と愛の精神を
    自身に対して忍耐の精神を持つことで
    心の平穏を保つこと必要。

    嫌いな人間に慈悲や愛を持って接するのは難しいが
    「相手も幸せな人生を送ろうともがいている同じ人間だ」
    と思うことで その道に近付くことができる。(もちろん長い道のりだという)

    国際社会の面でも同様で、自国の利益だけを重視した政策は争いの種になる。
    このグローバル社会の中では1国、1地域、個人では生きられない。
    他人の幸せを願うことが21世紀を成功させるために重要である。

    【印象的な言葉】
    嫌なことを忘れるには心の平穏が大切である。
    「これは些細な問題だ」と心を大きく持つことで
    この平穏を得る。

    「許す」とは忘れることではない。
    相手の存在を否定することでもなく
    心を開いて相手を受け入れること。
    そしてその記憶にまつわる負の感情のみを捨て
    自身を自由にすることが許すことである。

  • 法王の思考の根本には仏教があるが,とくに仏教に関して知識がなくても,理想はこうだな,と素直に思える答えを返していることに驚きます.

    特に仏教について興味がなくても,造詣が深くなくても,
    いろんな勉強をし,いろんな人と話し,いろんなことを考え,いろんな場所に行っているダライ・ラマ法王はどんなことを考えているのかな?
    という興味があれば,読むといいと思います.

    優しい内容で,一読して終わる人が多いかと思いますが,この本は何度も繰り返して読むことで分かるものがあると思います.
    私も何度か読むことで,心が穏やかになってきました.

  • とても面白い本です。若者の質問にダライ・ラマ法王が答える。
    9歳の男の子の質問で、『心はどこに、あるんですか?』って質問があったけど、俺、9歳の時こんな事考えた事もなかったなぁー
    そして、法王の答えが誰にでもわかるような答えであったことが素晴らしことでした。小学生低学年の感想文かよっ??おっ、小学生低学年の子供達に怒られるかな??ゴメン!ゴメン!

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著者プロフィール

1935年チベットに生まれる。2歳のとき、ダライ・ラマ13世の生まれ変わりと認められ、6歳から僧侶としての修行を始める。愛に満ちた教えによって、チベット仏教の世界だけでなく、全世界の精神的なリーダーとみなされる。1989年にノーベル平和賞を受賞。2011年には来日し、東日本大震災の犠牲者を悼む法要をとりおこなった。

「2021年 『こころにいつくしみの種をまく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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