風のマジム

著者 :
  • 講談社
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感想 : 128
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165679

感想・レビュー・書評

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  • ラム酒を作る実話をベースにした話。さわやかな文体が気持ちいい。内容は、現実よりも相当甘くなっているが緩急がしっかり付いているので読みやすくところどころ感動も誘う。
    もう少し話に深みがあればもっと感動出来たと思うので、少し残念。

  • ☆3つ
    先に読んだ京極さんの『書楼 弔堂』や沢木耕太郎の『流星ひとつ』に挟まれて読んでいた本です。
    わたしはどうも一冊の本だけを読んでると飽きるのです。一冊の読書にちょっと疲れて気晴らししたい時には別の本の読書に移る。なんか変ですなぁw。
    本当は音楽を聴いたり演奏したりして気分転換してるのですけどね。

    んで、原田マハくんの本はまづほとんど面白いです。
    でも前述の「挟まれ本」であったせいか、このマジムくんはまあそこそこでした。
    読者を感動させよう!と云ういつもの意気込みと技巧的お手並みは感じましたが、あそっ、でした。
    まあ沖縄産のラム酒は機会があれば飲んでみようかな、くらいには思いました。すまぬ。

  • いい話だ。回りの支援を受けながらそして大切な人のために挫けそうになりながらも着実に前進した。本人の本気の思いが原動力になっている。本気の思いは人の気持ちを駆り立て応援したくなる。

  • さらっと読む分には充分。
    個人的好みとしては
    もう少し現実に即した困難さとか
    それを乗り越えたり、とかも描いてほしいけど。
    まぁ、このファンタジー的なふわっとさも
    この作者さんの持ち味かもしれんし。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    ぶっちゃけ、お話じたいよか
    そういうラムを飲みたくってたまらんくなるのは
    酔っパなおばさんなもんで、しかたなっしん。

  • 風の酒を造りたい!
    まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として、純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!

    実話を基に小説家された、とても面白い話。やっぱり、人と人との繋がりってとても大事なんだよねと思える作品でした。

  • まじむが南大東島のさとうきびで極上のラムを作る話。
    一生懸命なまじむと、協力してくれる周りの優しさが良かった。

  • 沖縄産のさとうきびから、島のラムを作るお話。
    原田マハのお話は、何の気なしに読み始めても、どれもステキで大好きになります。


  • 【再読】元気になれるお仕事小説を読もう症候群。以前読んだ時は、コルコルが飲めるお店を探し回った。
    旭川にもあるのかなぁ。また風のお酒を飲みに行きたいものです。
    2020/5/8読了



    さわやかなサクセスストーリー。事実はもっと大変で、色んなドラマがあったはず。お休みの午後に、のんびり読むにはちょうど良い。
    (評価甘い??)
    いいなぁ。美味しいラム飲みたい。南大東島のラム、どこで飲めるのかな。
    2012/9/29読了

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「南大東島のラム」
      お飲みになれましたか?
      未だのようでしたら、↓此方を参照ください。。。
      商品について | グレイスラム
      http://w...
      「南大東島のラム」
      お飲みになれましたか?
      未だのようでしたら、↓此方を参照ください。。。
      商品について | グレイスラム
      http://www.rum.co.jp/products/#a000445
      2013/04/30
    • あの屋さん
      もちろん、飲みましたよ!コルコル♪
      美味しかったですー!
      nyancomaruさんもぜひ、飲んでみてください。
      もちろん、飲みましたよ!コルコル♪
      美味しかったですー!
      nyancomaruさんもぜひ、飲んでみてください。
      2013/05/17
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ぜひ、飲んでみてください。」
      実は、アルコールは苦手で、一口飲むとダウンしちゃいます。
      「ぜひ、飲んでみてください。」
      実は、アルコールは苦手で、一口飲むとダウンしちゃいます。
      2013/05/21
  • トントン拍子に行きすぎやろ〜。皆えぇ人すぎやろ〜。有り得へんわ〜、と白けた目で読んでたはずなのに。あれ、何で感動して涙が出てるんだ?結局好きなんやな、こういう話。
    周りの人物が面白いように味方になって事態が好転していくのが何だかなぁと思ったが、それもまじむの人柄と熱意に巻き込まれた結果と考えるとまぁ納得。
    下戸だけど、沖縄のラム酒ってやつを飲んでみたい。

  • 先行きに不安を感じてる人は勇気をもらえるような気がします。
    そしてラム酒や泡盛が飲みたくなる。飲めなくても。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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