政治の衰退 上 フランス革命から民主主義の未来へ

  • 講談社
3.33
  • (2)
  • (6)
  • (4)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 105
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171526

作品紹介・あらすじ

『政治の起源』では、国家、法の支配、政府の説明責任の出現について、アメリカとフランスの革命期までみてきた。これら2つの革命は、制度の3つの分類すべてがある時そろって地球上の特定の場所に出現したことを意味している(すべてを併せたものを自由民主主義と我々は呼ぶ)。
本書では、この3つがダイナミックに作用し合うさまを21世紀初頭までたどっていきたい。もし本書の各章を通じて流れるテーマが1つだけあるとすれば、それは世界中の政治に欠陥があるということである。よくない政府がいかにしてよい政府に転じるかを理解するには、まず双方の歴史的起源を理解するところから始める必要がある。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本は様々な国の繁栄や衰退はなぜ起こるのか、を論じている。経済が発展していくには政治との関連性が以下ように繋がっているのか、どうしてその国の経済は繁栄するのか、さまざまな観点から見ていくことができ、一つの国家理論の参考になる。同時に組織とはどうあれば発達発展されていくのかの参考になり、非常に含蓄がある内容である。深く国々の歴史を知ることもできるし国家とはいかなるものか政治とはどのようにその国に現れてきて、どうすることでその国を発展させることができるのかと言う国々を対比させて見ていくことができ、繁栄している国、衰退している国を通して自身はどう今後あるべきか、と考えさせられた。

  • 東2法経図・6F開架 313A/F85s/1/K

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1952年、アメリカ生まれ。アメリカの政治学者。スタンフォード大学の「民主主義・開発・法の支配研究センター」を運営。ジョンズ・ホプキンズ大学やジョージ・メイソン大学でも教えた。著書『歴史の終わり』(三笠書房、1992年)は世界的なベストセラーとなった。著書に、『「大崩壊」の時代』(早川書房、2000年)、『アメリカの終わり』(講談社、2006年)、『政治の起源』(講談社、2013年)、『政治の衰退』(2018年)、『IDENTITY』(朝日新聞出版、2019年)などがある。

「2022年 『「歴史の終わり」の後で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

フランシス・フクヤマの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スティーブン・ピ...
ヴィクトール・E...
エーリッヒ・フロ...
カルロ・ロヴェッ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×