蜩の声

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 149
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062172967

感想・レビュー・書評

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  • 以前確か新聞の書評を見て買って後積読してあった作品。
    短編集なのだが、全作品読むのにずいぶんと時間がかかった。
    少しずつ読み進めながら、その合間にほかの本を読んでいたらひと月ぐらいかかってしまった。
    老境を語っている作品と言ったらいいのだろうか。枯れたというか三途の川の向こう側に行き来しているのではと思われる主人公がかたる人との関わり、女性との関わり、自分などなどなのだが枯れた境地とはこういった物なのか共感できない枯れ具合で驚いた。
    いくつになったらこのような境地になれるのだろう。僕は無理だろうなあ。そんな風に思わされた老境小説でした。

著者プロフィール

作家

「2017年 『現代作家アーカイヴ1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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