- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062173629
感想・レビュー・書評
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人生はカラフル。嫌なことも大変なこともあるけど、積み重ねていく人生は誰のものでも尊い。挫けそうなわかもの、自分のこと価値がわからない人、悩んでいる人にヒントになりそうな一冊。自分の人生だけど人の人生のようにある種客観的に無責任にやるぐらいがちょうどいい。取り返しのつかないことなんてない。今日が人生でいちばん若い日。
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図書館の中高生向けコーナーでふと見つけた本。私の大好きな森絵都の本。速攻手に取り、借りました。やっぱり引き込まれる文章と世界観。すっかり心は小林真に。なかなかクラスに馴染めず、友達も1人としていない。絵を描くことが好きで、美術部員として放課後、絵に向かって集中する時間こそ心が落ち着く。そんな男子中学生の生まれ変わりに賭けた物語。読んでるうちに、自分の心がじわりと熱くなりました。頑張ろうって思える作品。無理せず自分のペースを保ちつつ、前に進める内容でした、やはり感動もの。
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あんたは死なないとわからない。
そんな事を言われてはいなかったが、それも一理あるなと思ったことがある。
できれば、死なずに知りたい。
他人ごとで考える(俯瞰する)ことにより、自分自身の行動が軽やかになった経験がある。
できれば、軽快なステップを刻み続けたい。
人生はカラフルだ。
生きているうちに、もっといろいろな色を知りたい。
人気だからって読まないのも勿体無い。
今からでも遅くない。
一緒に読もう。カラフルを。 -
カラフルというタイトルの由来が最後腑に落ちた!
個人的に、真の絵を汚そうとしたひろかの、「三日にいちどはエッチしたいけど、一週間にいちどは尼寺に入りたくなるの。十日にいちどは新しい服を買って、二十日にいちどはアクセサリーもほしい。牛肉は毎日食べたいし、ほんとは長生きしたいけど、一日おきに死にたくなるの。」ってセリフが好きだった。
一人の人間の中にもいろんな面=色があるっていうこの本のテーマをよく表してるな〜と。
文体もテンポがよくてプラプラとの掛け合いも楽しかった。
清々しい気分になれた本。 -
もっと子供の頃に読みたかった。なんとなく結末が予想できてしまったので、得るものはなかった。
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自殺志願者が猶予をもらって、死んだつもりで人生をちょっとだけやりなおしてみる話しです。
お決まりですが人生捨てたもんじゃないですね。 -
最後の、パチン!と結論に至った瞬間に心がはじけて涙。さらりと読みやすい。
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軽く読みたくて手にとった。ストーリーは読めたしまうけど、ほんわか読めた一作。
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本のタイトルの
カラフルという言葉が
文中に出てくるところに
うるっと来た。
沁みたね
落ち込んでいる時に
読むと元気になる
ヒントをくれる
そんな本だと思う -
ボクが高2ぐらいまでだったなら、いたく感動して読後に自転車で全力疾走してしまいそうな話だった。そして、そうならないぐらいに老いてしまった自分に悲しみを感じつつ、高1までに読むとすげーいいと思うよ、と素直に薦められる本だと思うんだ。
高2までのボクなら全く疑問に思わないけど、ひろかの後半は着地がイマイチかと今のボクは思う次第。