- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062177160
感想・レビュー・書評
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簡易キャッシュフロー計算書付き
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・内容
財務3表の中で一番なじみのなかったキャッシュフロー計算書、その見方を、粉飾という興味深い切り口から、分かりやすく説明してくれる本。『PLを改ざんし黒字に見せかけると、CSに不自然さが表れる』点を指摘。事例が多く、見るべきポイントが明確にされており、CS初心者にも分かりやすく解説されている。あくまでも予想、としながらも著者の辛辣な実態予測も、読んでいて面白い点のひとつ。
・感想、気付き
事例には、オリンパス、大王製紙、ライブドアなど記憶に新しいものも多く、また、実際に粉飾してみよう、など興味をそそる内容となっており、読みやすかった。
CSへの苦手意識、抵抗感が薄れた。また、少し飛躍するが、特別な知識がなくても、決算書から企業の実態が見える、という気付きも大きかった。(例えば、ある粉飾事例では、「毎年売上増、でも、社員は毎年減」それっておかしくない!?という感覚からで十分。)
・アクション
決算書を見るときは、BS,PL、CSの三表を一体的に見る。特にCSにこれからは注目してみようと思う。 -
チョット期待外れ。
CF計算書は業績を見るにも、粉飾を見破るにも重要だということが書いてあります。
それは良くわかりましたが、前に読んだ「決算書はここだけ読め」に比べるとイマイチです。
チョット残念。 -
これからはキャッシュフロー計算書の時代?
今までの財務諸表がいかにずさんだったのか事例を含めてよくわかる内容だった。
だがこれでまた一つやらねばならないことが増えてしまった感もある。 -
粉飾本、執筆の類書として読破しました。
前半は、豊富な事例があがってて、キャッシュフロー計算書から粉飾を見抜けるケースがあることが、よくわかる。
後半は、筆者独特の意見の主張が多く、少し消化不良気味の内容。
やはり、キャッシュフロー計算書の限界は、資金別貸借対照表で補う必要あり、との認識を痛感しました。