- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062178105
作品紹介・あらすじ
その「こわい!」は、あなたのまわりで待ちうけている。あなたが「ひとり」になる瞬間を-。5人の人気作家から、あなたへ。これがほんとの「こわい話」。
感想・レビュー・書評
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何が怖いって親が怖いよ。
子供が孤独を感じる原因のほとんどは親ですって言ってるようなもので。
そしてそれは次の世代に連鎖するということまで。
恐ろしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018年7月22日
カバーイラスト/結布
画家/そらめ、菅野マナミ、結布、間宮彩智、烏羽雨
装幀・本文レイアウト/Malpu Design(清水良洋、佐野佳子) -
いいね。怖い、怖い。好みの順番はこうかな。
3.「箱」
1.「妹」
3.「ともだち」
2.「かくれんぼ」
5.「手紙」 -
児童書と侮るなかれ。
地味に怖いです、この本。短編集ですが、一話一話が「うわぁ」となります。とくに最終話は私も思い当たる節があり、いたたまれなくなりました。
本当はいけないことだとわかっているのに、嘘をついてしまったり、弟や妹をおざなりに扱って……みたいな先の子供たちがたどる運命が実に怖いです。「友達や兄弟を大事にしようね……?」とささやかれてるような怖さです(そういうのがテーマの本ではないと思いますが。)姉妹版の本も読む予定です。 -
知らない間に、そこにある段ボール箱。
そしてそれを開けて見た子どもは、呪われる。
こんな都市伝説が囁かれていた。
タケトは、空き地に置かれていた段ボール箱を見つけ、あの都市伝説を
確かめてみたくなった。
おそるおそる中をのぞいてみたが、空っぽのただの箱だった。
騙された気分になったタケトに、声をかけた少女がいた。
「空っぽだったでしょ」
少女は、このあたりでは見かけない顔だった。
これから、箱を開けることに、ちゅうちょしちゃいそうなお話「箱」。
その他に、「妹」「ともだち」「かくれんぼ」「手紙」の4編。 -
【収録作品】「箱」 香谷美季/「妹」 石川宏千花/「ともだち」 藤野恵美/「かくれんぼ」 ひろのみずえ/「手紙」 石崎洋司
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“そこで、わたしは探すことにしました。
わたしのとなりにいてくれる子どもを。わたしといっしょに、あなたがたの住む世界とはまた別の「世界」をさまよってくれる子どもを。”[P.5_プロローグ]
「プロローグ」
「箱」 香谷美季
「妹」 石川宏千花
「ともだち」 藤野恵美
「かくれんぼ」 ひろのみずえ
「手紙」 石崎洋司
こっちのほうがぞくぞく怖い。
「かくれんぼ」がやばい。怖い。
“気づいてしまったのだ。
かげがなかった、リサには。
いっしょに夜道を歩いていたとき、外灯のしたに立っても、リサの足もとには、かげができていなかった。
あるはずのかげが、ない。
人間じゃ、ないかもしれない。
それがなにかは、わからない。
ただ、リサがふつうの子じゃないことは、たしかだ。
とんでもない相手と、ともだちになってしまったんじゃないだろうか……。”[P.89_ともだち] -
石崎先生の本は面白て、ハラハラするので、読んでみたいです( ̄^ ̄)ゞ