- Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062180740
作品紹介・あらすじ
取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。全世界同時発売!
未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の一冊!!
本書を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。
アップル創設の経緯から、iPhone iPadの誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。
伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで、ジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類書を圧倒する内容。
約3年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー。未公開の家族写真なども世界初公開。
ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック……世界的に著名なジョブズの関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富に。まさに超豪華な評伝。
感想・レビュー・書評
-
点と点がつながって線になる。
文系と理系の交差点に立てる人こそ必要。
これが当時高校生で進路に迷っていた自分に大きく影響を与えてくれた文章だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズが、積極的かつ全面的に取材に協力した評伝。2はアップルへの再臨、iPhoneやiPadの発表、家族の絆、ビル・ゲイツとの最後の対面などについて記す。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40182534 -
自分が生まれてから体験しているテクノロジーの進化の裏側の人間ドラマを上下巻通して追うことが面白かった。当たり前のように毎日触れているこのGUIもアップルによるものだったのかとか意外な発見がある。
またジョブズの人柄の尖りようについても考えさせられるところが多い。完璧主義とかシンプルで洗練されたものづくりのセンスとかもこの人の特徴ということはよくわかったけど、やりたいことをやり抜く意志の力が一番の土台なんだろうなと思う。人との関わりで思いやりに欠如していたりするところがあっても、この人はこれを実現したいんだというぶれない信念を周囲が認識しているから信頼や求心力が生まれている。ということを踏まえると、人を巻き込む力の源泉は、人とどう関わるかよりも自分が何を成し遂げたいとどのくらい強く思って行動しているか だと思った。この人が死を前に自分の人生に満足していて家族からも理解されている様子からも、人にどう思われようとも自分のやりたいことにこだわっていい意味で自己中心的に生きていいんだ、それが他者に対する貢献にも繋がるのかなと思った。 -
「不可能を可能に歪曲させる天才」
自己中心、相手を罵る、完璧主義者
それでもついていくスタッフがいる そして嫌われ口を発しながらもその相手を観察する
そして自分の思う完璧な製品を創る 発想的天才
-
これまで、スティーブジョブズはアップルのCEOですごいプレゼンをする人くらいの認識しかなかったが、本書は、スティーブジョブズがどういう考えで製品を作っていたのか、また、どういう考え方をしている人間なのかを教えてくれた。特に本書の前半部分においては、色々ぶっ飛んだヤバいやつという印象を受けるが、彼の製品に対する情熱や会社の経営の仕方については、勉強になると感じる部分が多かった。
特に、"集中"。ジョブズは、一度アップルを去った後、再びアップルに戻ってくる。戻る前のアップルは経営状況が悪く倒産寸前の状態となっていた。そこで戻ってきたジョブズが行ったのが、力をいれる製品の絞り込みだ。「消費者、プロ、デスクトップ、ポータブル。各分野一つずつ、合計4つのすごい製品を作れ」と宣言した。これによって、様々なプロジェクトに分散していた人員を4つに"集中"させることができ、経営状況が回復した。他にもいくつかの集中に関する逸話が載っている。
私は多くのことを同時進行させ過ぎて、全てがうまくいかなくなってしまうことがよくある。優先順位付けだけでなく、ときには切り捨てることによって、心や体の余裕を作ることは成功の秘訣なのかもしれない。
このレビューもMacBookで書いているが、私は最近アップル製品を愛用しており、その使いやすさとカッコよさに魅かれている。特にAndroidからiPhoneに乗り換えた時の感動は忘れられない。
この本を読んだらアップル製品のどういった部分が他の製品と違うのかよくわかる。それは、製品だけでなく、消費者の体験まで、その全てをコントロールしようとしていること。また、デザインも最大限こだわっているということだ。詳しくはぜひ本書を読んでほしい。
アップル製品が好きな人、このクレイジーな成功者がどうやった人生を歩んできたのか知りたい人は、ぜひ本書を読むことをお勧めする。 -
読んで良かった。スティーブ・ジョブズに関しては何も知らなかったが、本書を読んで理解が増したし、アップルという会社の根幹が少しながら分かった気がした。こんなボスの下で働くのは辛そうだが、得るものも大きいのだろうな。本気で世界を変えようと思える人しか世界は変えられないって、そうなんだろう、きっと。禅に魅了されていた事、京都が好きだった事、イノベーションのジレンマ等勉強になった。もっと長生きしてもらって、今でも彼のビジョンを聞きたかった。
-
アップル追放後、ピクサーで活躍していたジョブズがアップルを立て直す時代から最後までのお話。
一貫して製品の力を信じ、シンプルで卓越したモノ作り、絞込む力で、アップルが今取るべき道を明確にし、クリエィティブな部隊へと復活させた。1,2巻読むとボリュームが凄かったけど、養子問題、インドでの禅への崇拝や追放、挫折など、様々な経験があってこそ、あの信念が確立されていったのだと分かった。頑張って読んでよかった。
自分が惚れ込んでペプシから引き抜いたスカリーだったけど、利益重視でアップルを狂わせてしまったということは、さすがのジョブズと言えど自分が持っていない分野の人を見る目はなかったのかもしれない。反対に、ジョニー・アイブなどの優れたデザイナーはバチっと引き当てる。製品作りの掛け合いから、アイブだけの力でなくジョブズの創造性とかけ合わさった結果だ。
またギャップがカジュアル文化の象徴となったのはドレクスラーによるエンドツーエンドで百貨店ではできない全てのコントロールをしたからだという。アップルストアの成功も圧倒的に考えられた印象を大事にするという信念とコントロールからあんなにも人を惹きつける店になったのだと思った。
ライセンス売りしてオープン化を図ったゲイツも一体型で製品をコントロールしたジョブズもどちらも成功しているが、前者がビジネス性、後者が創造性なのだと思う。
最後にジョブズが会社として、こだわった後世まで続く会社とは、意義のある会社としかなかったが、社会になくてはならない、人に必要な会社ということなのかもしれない。顧客体験にこだわり新たな生活スタイルを産んだアップルはまさにそうなのだろうと思う。
子供のために伝記を残そうとしてくれてよかった。完璧な人ではないが、伝説の人だ。
-
読みにくい
-
最後に何を見たのだろう。