12月のおはなし クリスマス クッキング ふしぎなクッキーガール (おはなし12か月)

  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185714

作品紹介・あらすじ

講談社児童文学新人賞受賞作家による最新幼年童話。

「けんかしていても、友だちなの?」
「友だちだから、けんかをするんだろ?きらいだったら友だちにならないよ。れいなはひなこがきらいなのかよ。」……本文より。

お友だちと絶交中でちょっと不機嫌な小学二年のれいなちゃんは近くに住む三年のゆうだいくんと高校生のお姉さんのみさちゃんからクリスマス用のジンジャークッキーづくりに誘われます。みさちゃんにクッキーのつくりかたをおそわりながら、こねたタネから女の子の形を抜いていると、クッキーの女の子と、抜けたタネの女の子の形の穴がしゃべりだし、けんかを始めます。実はゆうだいくんも親友のたくまくんとけんかをしていて、ゆうだいくんがクッキーの男の子を抜いていると、やはりクッキー達がけんかをしだしました。今も昔も永遠にかわらない、女の子同士、男の子同士のけんかの理由とそれぞれの仲直りをしたくなる気持ちをユーモアあふれるストーリーで描きます。

巻末には世界中のクリスマススイーツの紹介やジンジャークッキーのレシピもついて、家族やお友だちみんなで楽しめる一冊です。

すべての見開きに山田詩子氏のかわいい挿絵入り。

感想・レビュー・書評

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  • なかよしのともだちとけんかしたれいな。
    ママが急な仕事で出かけることになったけど、児童館には行きたくない。それで、ママ同士がお友達のゆうだいくんの家で、高校生のお姉ちゃんとクリスマス用のクッキーを作ることに。

    途中、型で拔いたクッキーが話し始めるなど、友達についても考えさせられるお話。

  • けんかをしてしまって沈み込んだ気分をクッキー作りであまーく癒してくれるかな?

  • 12月のおはなしシリーズ、12月はクリスマス。クッキーの人形とクッキーの抜き型のけんか。子どもにもわかりやすい作品。

  • 小学生のれいなちゃん・ゆうだいくんは、クリスマスに向けてジンジャークッキーを焼くことに。ふたりはそれぞれ友達と喧嘩していて、なにやらもやもや抱え中。すると、クッキーたちも喧嘩を始めました。それはまるで自分たちのようで…。

    小学生にもわかりやすい、友達とのトラブルと乗り越え方が、やさしく書かれています。
    友達関係に行き詰まっちゃった子には、いいヒントになれそう。

    梨屋アリエ作品、見直しました。(「プラネタリウム」はイマイチだったんで、印象が悪かった)

  • ★★★☆☆
    可もなく不可もなく。。もっと不思議とか、おっ!と思うとこがほしかったかも。
    (まっきー)

  • 終わりのほうをもう少し描いてほしかった。

  • かわいいかわいい、だけど芯の強い童話。
    男の子のするケンカと女の子のするケンカって違うよね。
    こどもの頃はなにかと絶好、絶好って言ってたな。
    絶好っていう割にはすぐ仲直りできたりして。
    おとなになったら絶好なんて言わなくても簡単に絶好になってしまうんだなーと痛感したり。
    ジンジャークッキー、作ったことないから作りたくなった。
    ツリーには飾らないで食べちゃうけどね。

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著者プロフィール

栃木県小山市生まれ。児童文学作家、YA作家。
法政大学兼任講師。
1998年、『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞受賞し、翌年、単行本デビュー。
2004年、『ピアニッシシモ』で第33回児童文芸新人賞受賞。『ココロ屋』が2012年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれる。その他、『プラネタリウム』『わらうきいろオニ』(講談社)『スノウ・ティアーズ』、『きみの存在を意識する』(ポプラ社)など著書多数。

「2020年 『エリーゼさんをさがして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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