- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062186520
感想・レビュー・書評
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見木谷くん(息子の方)が自分の考えを経済学の面から自己弁護する内容がメイン。
最初1章くらいは自分が経済学に知識がないこともあってかひたすらつまらなかったけど、読み進む内に面白くなってきた。1/3過ぎた辺りからは一気でした。
内容については三木谷くんは「新陳代謝」というけれど新しい労働力が入ってきて、剥がれ落ちて新しい皮膚になれない垢のことには見向きもしないんだなぁ、という感じ。
成功者にありがちなのかもしれないけど、柳井さんの本を読んだときも同じ印象を受けました。
みんながみんな競争力があるわけでも競争力をつけようと努力できる人種ばかりではないだろうに。
そう思ってしまう辺りが既に日本病にかかっているのかもしれないけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
共感できる部分もあるしいいこと言ってると思うけど、印象が「産業競争力会議で官僚の壁にぶち当たったのをパパに泣きついてる」って感じが残念かつ面白い。
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《産業の保護(規制)をした家電、半導体、航空業界には競争力がない。》たしかに。
《外国人、若い人、他の会社の人が少ない組織は競争力が弱い。》たしかに。
《ICTインフラや日本という国のブランド力が鍵になる。》そうかもしれない。
ではどうする?について、少し紙面切れ感、なのが残念ですが、問題意識が具体的な提言に繋がっており、考えるきっかけには十二分です。
三木谷さんを見直しました。 -
ヒロシ本の中では意外ともっとも読み応えがあったなーまーいってることもほとんどは同意。
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三木谷浩史さんは、この本を読んだ限り柳井さんや大前さんに似たような印象を受けました
かなり危機感を持って日本社会の改革に取り組みたい心構えや、経営者としての意気込みを語っていらっしゃって、内容に賛同するかはともかくとして立派な方だと感じられます
ただ、お父上は現代社会の趨勢や技術に詳しくないようで、また元経済学者にしては少し論の展開に粗雑さを感じたので、対談相手は違う方がよろしかったのではないかとも思われます -
三木谷親子の対談形式で日本の競争力アップのための持論を展開。超エリートの環境からの提言が、果たして偏った提案になっていないか。目新しい提言はない。
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ミッキーとその父の対談本。
日本の現状に対する問題提言だが、特に目新しいことはなく、英語をもっと身につけろとか、規制を緩和しろ的なこと。
まぁ幅広いことを知っているなという感じだが、経営者だったらそれぐらい当然かもしれないし、唯我独尊的な感も否定できず。自己マンオナニー本の印象。 -
サイコーの親孝行。最初は息子の主張の介添人として登場の印象でしたが読み進むにつれ、お互いの尊敬がこの本の主題なのではないかとも感じ、最後には父の暖かく知的な眼差しこそが、日本を代表する新しい経済人を産んだのではないか、とお父さん主役にさえ思えてきました。それがリベラルアーツの力なのかもしれません。
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三木谷社長とその父、経済学(特に金融)の教授。対談形式で、日本の経済、産業について書いた本。三木谷社長の背景がわかる。また、日本の実業と経済学両面からの提言という意味で分かり易い。
三木谷さんのやり方なかなか理解できないところもあるが(特に英語とか)背景知るとなるほどというところもあり、読んで見てよかった。
各章のまとめが分かり易い。(非公開メモに)
あと気になった言葉
グロービッシュ:ネイティブのイングリッシュではなく、グローバルに使っている英語。
日本再生への提言 三木谷浩史・三木谷良一
第一章 イノベーション
第二章 オペレーションカ
第三章 アベノミクスを問う
第四章 ローコスト国家
第五章 国際展開力
第六章 教育力
第七章 ブランドカを高めろ
終章 競争力とは何か