- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062186520
感想・レビュー・書評
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書かれている事は三木谷氏が以前から言っている事が多く新味はない。ただ、父親の良一氏との対談形式というのが新鮮。良一氏の内容も一般的な経済学の話が多いのだけど、浩史氏の話と重なると意味を持って来るというか、リアリティを感じてくるのが不思議。ただ唯一気になるのが、ブランド力を高めろ、という件。正直に言うと私は原則楽天では買い物をしない。多少高くてもamazonで買う。なぜなら楽天は品がないから。あんな消費者をバカにしたというか、とにかく売れればいいというか、お前らのセンスはそんなもんだろう的なサイトでは意地でも買わない。お父さんも含めこれだけの良識を持った方が、なぜあんな品のないサイトを放置しているのか、不思議で仕方がない。
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304||Mi
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生まれ育った環境を比較してはいけないが、三木谷浩史氏は恵まれていると思う。もちろん環境だけで、今の地位があるわけではなく、大変な努力と大きなリスクをとってきたのだと思う。
親子の対談形式で語られる日本の競争力は、イノベーションからブランド力まで納得させられる。
民間の力を大いに発揮して、規制緩和の道筋をつくってもらいたい。 -
三木谷親子の対談形式で綴られていく本。
驚いたのは、楽天三木谷社長のお父様が神戸大学の名誉教授だということ。
一般家庭から三木谷さんのような傑物が出たと思っていたので、
複雑な気分でした(笑)
話の流れは、三木谷社長が掲げる「JAPAN Again」施策に関すること。
これからの日本が成長をし続けていくために欠かせないポイントを、
5つに分けて説明されています。
①国家としてのローコスト体質
②新しいアイディアとイノベーション
③オペレーション力
④国際的な展開力
⑤ブランド力
この5つに対し、三木谷社長の持論と大学教授であるお父様の意見が綴られています。
既存のルールを破壊し、刻々と変化していく世界情勢に対応できるような仕組みの必要性を説いています。 -
規制の撤廃、教育の選択肢の増加などアグリーできる意見ばかりだった。
英語が重要なのはもちろんのこと。 -
反省してしまう。
正しい・正しくないをそんなにはっきり二分できるのだろうかと。
自分もどちらかというと二分してしまいがちだから、なおさら。
教育については、同感だけど、なかなか何がよいかは難しい。
ひとつ、官僚制がターゲットがあり、それを効率的に達成していく仕組みとしては有効だというのはそうだと思う。営業組織も同じく、ターゲットが明確で、環境変化も少なく、自分で考え動く必要がなければ、官僚制よろしくやっていればいいのだろう。
未来工業の本”http://booklog.jp/edit/1/4492044728”との対比で考えてみると、どうなるか。
内部監査も官僚制のように仕事ができるのだろうか。
ここは常に悩むところだ。業務標準化のためのマニュアルづくりとそのマニュアルに落とし込めない「経験知・暗黙知」。
でも、これも結局各人が各人なりの暗黙知を持っているわけで、それを形式知に持っていく努力をするにしても、結局はいまいる人間の暗黙・形式含めた総合知でしか仕事できない。
それを高めるのも、宝の持ち腐れにしちゃうのも、そこは上司の力量なんだなあ、きっと。 -
経済学者の父と企業家の息子が交わした議論をまとめた本。
息子は、規制緩和を通して国際競争力をつけることを主張しており
父親はそれに対して経済学者としてのコメントを述べたもの。
議論そのものよりも、親子でこのような対話ができることに羨望してしまった。 -
経済の基礎的な勉強にもなる。プラットフォームとしての魅力的な国を目指すこと。