「自分」をカタチにする授業

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187176

感想・レビュー・書評

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  • 本当のコミュニケーションとは「人間性」をやりとりすること。

  • 6時限の講義形式で構成している。1限目「対話する」2限目「受信する」3限目「発信する」4限目「準備する」5限目「更に発信する」6限目「協働する」。
    常に変わらないメッセージ。自分は何がしたいのか。相手がいて私との間に「カタチ」が生まれる。
    悩みの正体は「存在するのか」。
    教え子のあとがきに書かれたメッセージも背中を後押ししてくれる。
    「先生と出会った人はみな、人生という『大舞台』の主役になる」
    ひとつひとつの講義をリアルに感じながら、自分をカタチにしていくことができるのではと思える。

  • このブクログに書かれていたレビューを読んで購入。
    大変有名な先生が書かれた本ということだが、お恥ずかしい話、私は存じ上げなかった。でも、そんな”初心者”の私でも、ぐいぐい引き込まれていく、とっても楽しい授業が展開されている。1限目からこの先生の言葉の魅力にハマった。
    まず、最初の「拒絶からは何も生まれせん」という言葉にドキっ。もし本当に私がそのクラスにいたら…と。自分も参加者の一人になったつもりで読み進めていった。
    6限目まであっという間にすぎていったが、1つ1つが心に残りジーンときた。
    やはり先生ご自身の”体験”を元に語られているので、それが”本質”となり、伝わってくるのだと思う。
    すばらしい授業!本当にありがとうございました。

  • [購入] 長谷部先生のエッセンス【入門編】が詰まった本書。コミュニケーションから自分のやりたいことが「カタチ」になっていくこと、関わった相手の中に自分を残すこと...

    ゼミ生としては普段の先生のお話を凝縮した本という印象だが、初めて先生の価値観や世界観のようなものに触れる学生・社会人にとっては衝撃が大きいのかもしれない。

    今思えば、この濃密なコミュニケーションや自分と向き合う時間が長谷部研究会の活動を通して自分の習慣になっていたんだなぁと。自分の学生時代に先生との出会いがなかったらどんな風に過ごしていたのか、「普通の学生生活」になっていたのでは...なんて考えてしまう。

    すっきりとした読後感で、特に今の自分にギャップやショックを感じた人ほど「人と(本当の意味での)コミュニケーションがしたくなる」良書。

著者プロフィール

東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部准教授、コンゴ大学客員教授(コンゴ民主共和国)。専門は、異言語・異文化コミュニケーションを基盤とした英語教育、カリキュラムデザインとその教授法。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程を修了、現職。「教育」と「コミュニケーション」を研究する長谷部研究会を率いており、「学校は社会の縮図」であると捉え、「教育の原点に立ち、そこから各自のやりたいことの本質を徹底的に見いだすこと」に実践的な立場から取り組んでいる。卒業生は国内外で多岐にわたり活躍している。学生たちからは「迷いの森の出口を教えてくれる魔法使い」「SFCのビッグママ」「ママヨーコ」と呼ばれ親しまれる。著者自身、不登校、いじめや病気、高校、大学受験失敗などを経験し、そこからの問題意識で、20代半ばから寺子屋(私塾)を立ち上げ、「子どもたちを死なせない、活き活きと活かす教育」に取り組み続けている。35歳で大学入学、40代で大学修了後、現職につく。著書『今、ここを真剣に生きていますか?』(講談社)、『「自分」をカタチにする授業』(同)、『子どもの心が聞こえますか?』(マガジンハウス)。

「2014年 『いくつになっても「いきいきとした自分」でいられる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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