立身いたしたく候

著者 :
  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187954

感想・レビュー・書評

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  • 今も昔も就職するのは大変だー、という話だったりしつつ、まぁ昔の話がどこまで本当かは分からないけど。
    でも就職するとか言いながらも、それなりに苦労をせずに旅に出てみたり、街をブラブラしたり、世を憂いてみたり、という、まぁ中流階級は今も昔も変わらんよなぁ、とも。
    などと言いつつ、まぁ幼女と言うべきか、もよちゃんの存在感がスゴくて、いるような気もするけど実際にはいないんじゃないかみたいな幻想で男どもを惑わせる恐ろしさ。
    お祖父ちゃんの腹の弱さも、なんだか泣ける。まぁ気持ちは分からんでもない。

著者プロフィール

東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。

「2023年 『三年長屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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