シモネッタのどこまでいっても男と女

著者 :
  • 講談社
3.62
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本棚登録 : 43
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188760

作品紹介・あらすじ

「四十過ぎて好きになった飴はやめられない」と、イタリア男に三百通を超えるラブレターで口説かれて……百戦錬磨のシモネッタが繰り広げる、涙と笑いの人生劇場。

イタリア語同時通訳者として第一人者の著者が、若き日々、己が人生を振り返って綴る、痛快無比のエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 筆者の田丸公美子は、残念ながら早逝した米原万里の通訳仲間である。米原万里はロシア語の、田丸公美子はイタリア語の通訳である。「シモネッタ」というのは、彼女にあだ名であり、下ネタ話が得意であるためにつけられたあだ名と言われている。本書の題名も「シモネッタ」という言葉が含まれているので、下ネタ話が多いのだろうと勝手に期待(?)していたが、恋愛話は多いが、下ネタはあまり多くない、思っていたよりも上品な本だった。
    本書の感想とは直接の関係はないが、イタリアに関連を持つ女性の才能のある作家が、日本には多い。須賀敦子・塩野七生・内田洋子、そして、本書筆者の田丸公美子。その中で、私にとっては田丸公美子は、初めて読む作家であった。名前をあげた他の作家と全く味わいは異なるが、やはり才能のある作家だと感じた。

  • シモネッタだけあり下ネタ満載だが、不思議と気品を感じる。ユーモア溢れる毒舌表現。この作者が広島原爆の被爆者家族など到底信じられない明るさ。

  • 第4章の「シモネッタの忘れ得ぬ男たち」はこれまで読んだ話から想像できる内容だったが、第3章の「波乱万丈な父母の人生」では原爆のことや引揚者の苦労話が出てきて、思わず膝を打つことが多々あった.広島弁でしか表現できない件もあり、楽しく読めた.

  • 面白かったです。

  • 914.6

  • 久しぶりの新刊。
    今回はイタリアの話題はかなり薄く、(4章あるうちの1章のみ)、
    田丸さんとご主人との関係、自分と夫の両親の夫婦関係が軸となっている。

    http://www.horizon-t.net/?p=1607

  • 装画を描かせて頂きました。
    笑えて泣けるエッセイでした。

  • 久々の新刊!

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    「「四十過ぎて好きになった飴はやめられない」と、イタリア男に三百通を超えるラブレターで口説かれて……百戦錬磨のシモネッタが繰り広げる、涙と笑いの人生劇場。

    イタリア語同時通訳者として第一人者の著者が、若き日々、己が人生を振り返って綴る、痛快無比のエッセイ。」

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著者プロフィール

(たまる・くみこ)
広島県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリア語同時通訳の第一人者であり、エッセイスト。大学在学中から来日イタリア人のガイドを始めた。著書に『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ 』『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』『 シモネッタのドラゴン姥桜』『シモネッタの男と女』イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド』などがある。軽妙で味わい深いエッセイのファンは多い。

「2014年 『シモネッタのどこまでいっても男と女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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