楽天流

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062192064

作品紹介・あらすじ

破壊せよ、熱狂せよ。すべてのビジネスマンに贈る最高のビジネス書、誕生。
 わずか2人で創業してから18年。グループサービス年間流通総額約5兆2500億円に達した今も、「世界一のインターネット・サービス企業」を目指し続ける。
 ついに書かれた「楽天」と「三木谷浩史」の秘密。

 もっと先に進みたければ、そして、もっと大きな成功をつかみたければ、常識を一度放り投げなければならない。もし従来の考えやコミュニケーションの根底にあるルールを新たに作り直すことができれば、劇的な結果が得られる。それこそ僕が、そして楽天が経験したことだ。世界中の人々にこれと同じ経験をしてほしい。――「はじめに」より

感想・レビュー・書評

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  • その独特の手法で成功している楽天のコアとなる考え方について三木谷さんが説明している本 個人的には楽天のサービスはあまり好みではなかったがそういうふうにあえて作っているのだと言うことも理解できた

  • fitが少なかった。
    私の視座の低さ故と思うが、優秀で強引なリーダーの成功事例@eコマースという印象。
    阪神淡路大震災の際に立身を決意してから、志をぶらさずに活動し続けて達成した姿には尊敬の念を覚えるが、出自、学歴、ビジネススクール留学とキラキラのキャリアパス故、多くの方に縁遠い印象なのでは、、、
    エンパワー、改善、スピードなど経営理念や方針には共感するところ多かったが、なぜそこに至ったのかのもう一歩踏み込んだところが知りたかった。

    現役経営者やそれに近い人には参考になるのかもしれない。この本に書いてあったことを抽象化すると、日本発のグローバル企業が踏まえるべきソフトポイントが記載されているということ。買収した先を支配ではなく共存しようと考えるのは日本(東洋)ならではなのかもしれないし、人間、心で理解しあえることが大切。昨日の己に今日は勝ちたい。

  • なんか分かるんだけど 事業展開もコンテンツも古いよな。今から携帯って…

  • 約20年で年商1兆円を超える巨大企業を一代で築き上げた、楽天創業者三木谷浩史氏による、創業から現在に至る「楽天」という会社について述べられた書籍。楽天の独自のカルチャーともいえる、「社内公用語英語化」「M&A」「おもてなし精神を大切にしたECコマース」といった内容を、様々学ぶことができた。特に、「英語にすることで、Yes/Noをはっきりさせることができる(日本語は曖昧な表現をすることができてしまう)」「スピードを重視する/行動しながら考える」という内容には、ビジネスや日常生活において非常に重要な事柄であると感じた。英語力の強化、及びビジネス上の”スピード”に対する強い拘りを心掛けていきたいと考えた。日本で最も成功した会社創業者の一人である三木谷さんの書籍は、全ビジネスマンが一度読み、多くのエッセンスを吸収することをおすすめしたい。

  • 楽天の目指すものは、買い物がエンターテイメントであるというコンセプト
    それを達成するために、買収をして、英語化にも取り組む

    とことん、買い手と売り手の交流を重視している
    商店街のような感じ
    効率化とはまた別次元のネットショッピング

  • 社長から読んでみと言われたから読みました。



    ・常に改善、常に前進 → 誰もが非凡になれる
    ・インターネットは喜びのツール
    ・買い物の原点はエンターテインメント
    ・ディスカバリーショッピング
     人間の多様性、人は他人とのコミュニケーションが好き
    ・楽しさは利益を生む
    ・楽しさは柔軟、信頼へ繋がる
    ・スピードは大事
     スピードとは速度と俊敏さ
    ・考えながら行動、時間の勝者が全て

  • 日本のトップ経営者は共通点が非常に多い。
    ユニクロ、ソフトバンク、そして楽天でも同じ発想を感じる。
    おそらく世界を見据えた上で好奇心や危機感から日本の閉塞感をどのように乗り越えるかを日々考えていると思う。
    孫さんとはまた違った、日本人としていろんな挑戦を積み重ねているところに好印象を受けた。
    楽天経済圏を確立するという一つの世界を作るという構想にとても可能性を感じた。

  • 「楽天流」5コンセプト
    ・常に改善、常に前進
    ・Professionalismの徹底
    ・仮説→実行→検証→仕組化
    ・顧客満足の最大化
    ・スピード!!スピード!!スピード!!
    について解説。
    M&A進めてもグローバル展開がスムーズに行かない原因が組織の「日本語」的な思考にあるとの結論に至った、と三木谷さん。そこで日本に居ながら日本人ばかりの組織に「2年後に完全英語な」を決めてしまうところが何とも「俺様流」。社員の心情としては「楽天的」にはいけないなぁと。

    彼の周りに、彼の人間像を語りたがる人が少ないようにみえる(注視して探し続けているわけではないけど)のが気になる。

  • ものすごく普通な一冊。
    楽天のプロモーション本。
    この一冊を通じて、「楽天の取組みで注目して欲しい点」
    「楽天の取組みの説明」を行っているという印象。
    Amazonをものすごく意識した記述も多い。

  • グローバルに対応するために、言語を変え、英語での思考を社員全員にさせる行動力がすごい。
    三木谷さんが考える楽天流がつまっているのだろうけど、概要のみの気がしてしまい、あまり入り込めなかった。
    ストレートに要点が書いてあってスッキリしていたが、もう一歩踏み込んだ話を読みたかった。
    人にも自分にも、自らエンパワーメントする活力はやはり次元が違うな。

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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