リバース

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著者 : 湊かなえ
  • 講談社 (2015年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194860

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リバースの感想・レビュー・書評

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  • 先が気になって一気に読んだ。
    読み応えは十分にあった。

    本の中からコーヒーのいい香りがするようだった。
    蜂蜜トーストも美味しそうで食べたくなった。

    学生時代をテーマにしたミステリーは好きだ。
    広沢の本心が分かった場面は、目頭が熱くなった。

    みんな優しすぎただけだ。
    大切な友達だった。


    『リバース』

    こんな終わり方なんて、嫌だ。
    いい。「リバース」しなくていいです。

    ああ、深瀬はこの後どうなってしまうのでしょうか…。

    広沢が言ってくれたように、コーヒー専門店を開き、
    カウンターの隅には広沢のための席があって、
    毎朝深瀬は最初の一杯をそこに置く。
    深瀬には美味しそうに飲んでいる広沢が見える。

    そんな想像をしてみました。。。

  • 図書館の返却期限ギリギリの一気読み^^;

    心理描写、とりわけ主人公の男の内面がストーリーの骨格になっています。複数の人物から一つの事象の側面を見方方向を変えて語らせる湊さんの作品も面白いと思っていますが、こちらは主人公が最初は負の観点から事件の深層を探るべく、関わりある人間と接触、一つの出口へ向かうジワジワ感その過程で自身の良心も回復、上手く収まるという感想でした。が。。。
    これで終わらなかった^^; 最初のオチがやって来た後に本当のオチが待っています!!

    人には日々の暮らしの中で自分にはコレだというディテールを持ち愉しみを見つけ、それは自身の少なからずの誇示、支えとなっていると思いますが、そこを巧く使ったなという印象。
    タイトル『リバース』の意味するところとは・・

    うーむ、ちよっぴり苦味が残る読後感です 。

  • 湊かなえの小説が大好き。イヤミスの女王と呼ばれるだけあって、ラストのゾワッと感がたまらない。
    この小説もラストにどんなゾワッが来るのか、読み進めながら何処に伏線があるのか、どんな裏があるのか、物凄く疑い深く読み進めた。ほとんど湊かなえ病だ。
    でもやられた。うんうん、やっぱりそうでしょ、物足りなかったなと思わせといて、最後の最後にゾワッと、やっぱりしてしまった。さすが湊かなえだ。

  • 2015年5月発行の作品。
    男性のみ視点の主人公は初めて?
    湊かなえ節、炸裂!

    深瀬和久は、事務機会社に勤めるサラリーマン。
    コーヒーを淹れるのが上手いというぐらいしか、取り得はない。
    常連になったコーヒー店が一番落ち着ける場所で、そこで知り合った美穂子と恋人に。
    ところが、彼女の元に怪文書が。
    「深瀬和久は人殺しだ」という。

    深瀬は子供の頃から成績は悪くなかったが、地味で目立たず内向的で、数人は喋る友達はいても、親友がいなかった。
    大学で初めて広沢由樹という親友が出来た。
    人が良く寛容で、前に出ようとしない広沢。
    ところが、ゼミ仲間との旅行で、その広沢が事故死してしまう。

    怪文書は、ゼミ仲間の元へも届いていた。
    深瀬は犯人を捜すべく、広沢を知る人たちに事情を尋ね始める。
    広沢はどういう人間だったのか、本当に親友だったのかも知りたいと‥
    広沢くん、いい子なのに、惜しいことを。
    遠慮深すぎても、問題あるんだなあ。

    二転三転するストーリー。
    青春時代にありがちな自意識過剰や、級友の力関係、考えの足りない行為など、とてもリアルです。
    そのためにだんだん主役級の人物が成長していくことを望むようになるのですが、驚愕のラスト。
    ミステリ読みなもんで、実は手がかりには気づいていましたが‥
    それでも衝撃的でした☆

  • 現在テレビドラマでOA中の作品の原作を読んでみました。ドラマは観ていないので内容はよく分かりませんが、小説のほうは大学時代の5人の同じゼミ生が別荘旅行に出掛けた際に起きた悲劇をきっかけに、それに遭遇した残りの4人が贖罪にかられる中、事故から数年後に4人それぞれに殺人を追求する怪文書が届き、事故の真相は?怪文書を送った犯人は?といったことがスピーディーに展開し、最後は事故の真相が判明するというオチでした。
    怪文書の犯人はある程度、予想がつきましたが、事故の真相は、そうきたか!といった感じですね。
    テレビドラマでは、この展開をどうふくらませているのか?気になってきました。

  • 久々の湊かなえだったが、これまで読んできたような独白形式ではなく、ごく一般的な形式だが、内容が事件とも取れない微罪の類でまるで貫井徳郎が扱うようなテーマであった。広沢は傷を舐め合えるような相手ばかりを友人あるいは恋人として選んでいたのだろうか。最後の最後に蕎麦アレルギーが原因だったと言うのはちょっと意外などんでん返しだったが、しかしそれが罪と言えるのか?

  • 湊かなえ著『リバース』読了。
    読了間際…見事にリバース…黒に転換って感じです。
    主人公深瀬が、もし悪魔の心を持っていたのなら…
    もしこれが、以前からの計画的な事件であったなら…
    完全犯罪にもなり得る様な出来事であるが、
    平凡な深瀬には、この事実を受け止めるだけで、悲壮感が滲み出る。
    これからも自然な気持ちでコピー機を修理できるのであろうか!?
    広沢君に哀悼の意を込め蜂蜜珈琲を煎れようかな。
    明日のお昼は蕎麦の渋みを堪能しようと思ふ。

  • 『深瀬和久は人殺しだ』
    深瀬の恋人のもとに届いた手紙。
    彼には「いたずらだ!」と笑い飛ばせない理由があり…
    事務機器の会社に勤める深瀬。
    大学時代同じゼミだった浅見、村井、谷原、そして広沢。
    彼らには大学時代に秘密があり…

    『人殺しだ』という告発文で始まる物語。
    途中はそれほど興味がわかず…
    ラストはちょっと衝撃的。

  • 先に見てしまったせいかもしれないが、ドラマの構成のほうが面白かった。
    (でも広沢くんは、小池徹平じゃなかったかな。体格的には大きい人じゃないと成立しない設定だったから。)
    結末のどんでん返しはもう少し余韻をもたせて、読者に想像させて欲しかった。

  • こうなってたのか。

    この作品、
    コーヒーは とても美味しそうだけど、
    後味 とても悪い。

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リバースの作品紹介

深瀬和久は、事務機会社に勤めるしがないサラリーマン。今までの人生でも、取り立てて目立つこともなく、平凡を絵に描いたような男だ。趣味と呼べるようなことはそう多くはなく、敢えていうのであればコーヒーを飲むこと。そんな深瀬が、今、唯一落ち着ける場所がある。それは〈クローバー・コーヒー〉というコーヒー豆専門店だ。豆を売っている横で、実際にコーヒーを飲むことも出来る。深瀬は毎日のようにここに来ている。ある日、深瀬がいつも座る席に、見知らぬ女性が座っていた。彼女は、近所のパン屋で働く越智美穂子という女性だった。その後もしばしばここで会い、やがて二人は付き合うことになる。そろそろ関係を深めようと思っていた矢先、二人の関係に大きな亀裂が入ってしまう。美穂子に『深瀬和久は人殺しだ』という告発文が入った手紙が送りつけられたのだ。だれが、なんのために――。
深瀬はついに、自分の心に閉じ込めていた、ある出来事を美穂子に話し始める。全てを聞いた美穂子は、深瀬のもとを去ってしまう。そして同様の告発文が、ある出来事を共有していた大学時代のゼミ仲間にも送りつけられていたことが発覚する。”あの件”を誰かが蒸し返そうとしているのか。真相を探るべく、深瀬は動き出す。

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