- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062195294
作品紹介・あらすじ
大学の芸術学部で学ぶ作家志望の「私」と、二歳年下の画家志望の「彼」。書く訓練として「私」が何年も続けた「MH式カード」、二人が住む杉並界隈の風景、印象派の画家たちの群像……。創作をめぐる諸断片とともに織り上げられていく、夢を追う若者たちの名もなき時代……。自らの作家になるまでの日々を批評的に描いた、批評的半自叙伝。
感想・レビュー・書評
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つまらなくはない。が、実験作、習作であって、売り物ではないのではないか。
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2022.03.22 図書館
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どうにも読みにくい。
2021/10/10 -
デビュー作『メルヘン』は再読。
まさに夢を見ているような、しかも細部まで克明な夢を見ているような小説。
設定なんてはなからどうでもよいと思って読むと楽しめた。笑えた。読者が何日もかけて本を読み通すように、書き手もその日その日の気分で書いている。それを無理から統合しようとすると、面白い物語ができる。本書は逆に、そんなお約束をはなから信じていない。分裂している。むしろ本書は、ランダムにページを開いて読むと楽しめる気がする。
表題作と比べると、再掲されているデビュー作はすごくわかりやすい。物語としてすら読める。 -
つまんない。