- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062196338
感想・レビュー・書評
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現代のスティーブ・ジョブズとも言えるイ―ロン・マスクの自伝。
ペイパルに始まり、スペースX、テスラ、ソーラーシティなど、画期的な企業を次々に立ち上げ、
倒産の危機にもめげず、自分の全資産をつぎ込み、世界を救うべく奮闘する。
シリコンバレーによくいる上場だけを目指している起業家とは、
一味も二味も違うイ―ロン・マスクを十二分に味わえる本になっています。
彼の凄いところは、
・壮大なビジョン(ムーン・ショット)をぶちまけるところ
・そのビジョンを心底信じて、現実化のために24時間邁進できるところ
・安易に上場に走らない
でしょうか。
その一方、天才的な起業家のように見えますが(十分すぎるほど天才ですが…)、
経営面からは色々な失敗や判断ミスをしているようです。
性格も難ありのようですし…。
性格的には僕の好みではないですが、
こういう世界を変える(というか、救う)人も、やはり地球には必要なのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現在に至るまでのイーロンマスクの生い立ちや、様々な会社を起業させてきたマスクの精神の中身を著者はマスクに何度も接してインタビューし、彼の人間性そのものを詳細に綴っている書籍。
イーロンマスクと言う人物を知る上で、大変参考になり面白く読めます。 -
テスラやスペースXとか,名前くらいしか知らない人物だったので,少しかじるためにレンタル。いろんな人とぶつかりやすい性格のようだけど,開拓者としては尤もなことなんだろうな。
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マスクは航空宇宙産業や物理学について何ヶ月も勉強していた。カントレルらからロケット工学の専門書を何冊も借りていた。情報を貪るように取り入れていた子供時代と同じ状態に陥っていた。異次元の世界で沈思黙考を繰り返した末に,あのロシア企業よりもはるかに安価に造れるはずという結論に達していたのである。(p.120)
「…私が子供たちに与えた最大の試練なんて,ビデオゲームの時間を決めたくらいですよ。黙ってたら一日中やっているから。私が決めたルールは『ビデオゲームで遊ぶ時間よりも読書の時間を多く取ること』。そもそも,ゲームでさえ,まともなものをプレイしない。この間もクッキーズとかいうゲームをダウンロードしていたが,ただ画面に現れるクッキーを取るだけ。すぐに削除させた。そんなものをやるくらいなら,フラッピーゴルフでもやれと言ったんです。フラッピーバードのパクリですが,少なくとも物理学の知識が関わっているからね」(pp.299-300) -
さすがアメリカらしいストーリー
これを読むまでは金の亡者のようなイメージあったが、全くもって誤った印象だった。
一緒に働く人は苦労しそうだが、ビジョンを共有できる人にとってはこれほど刺激的で心揺さぶられる仕事体験は無さそう。
私も同じように情熱をもって仕事に向かえいたのか?情熱を向けられるものはあるのか?
今一度、原点に立ち返って考えてみたい。 -
うわあ‥強烈
宣言した通りの機能が搭載されたテスラが、納期通りに作られれば、説得力があるんだけど。 -
こんなに壮大な夢を描いて、本気で実践してる経営者なんているのか!!と驚いた。
フェイスブックなどのSNS系のイノベーションを技術の無駄遣いと一刀してるのも面白い。
全体として、欠点も含めて公平に書かれていた。凄い人だと思うが、一緒には働けない(働きたくない)人。 -
何かと話題の人、イーロン・マスクの伝記。テスラやスペースXが成功に至るまでの経緯がよく分かる一冊。この本を読めばイーロン・マスクが現代を代表する経営者と言われる理由がよく分かる。
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マスクの人となりやビジネスへの取り組み方、なにより強烈なビジョンと熱量がわかる1冊。これからの時代は大きなビジョンとミッションが重要ということを改めて考えた一冊です。
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紙一重
火星に行くようになる頃には国境無くなっているのかしら。 -
イーロン・マスクがハチャメチャな事は何となく知ってたけど、しっかり知ると、当初認識を遥かに超える、よりハチャメチャな超サイヤ人だったんだという事が分かる。そういう意味でスティーブ・ジョブズと同じく一般ピープルが読んでも「ほえー」で終わる著作の系譜と言える。
とは言え、宇宙産業、電気自動車、クリーンエネルギー事業はどれも夢があってエンジニア的な心をくすぐってくる。読んでて漫画かと思えるノンフィクションという事では貴重な一冊である。