時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201766

感想・レビュー・書評

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  • 苦節何年、コツコツと頑張って報われる人はいるが、同じ努力の了で最大の成果を出すためにどう意識し行動するのか?様々な例を用いて説明した本。
    つまり、
    ・思わぬ成果を偶然身生み出す能力は意図的に発揮できる
    ・運は自ら切り開ける
    ・ルールやしきたりは無視して良い
    ・成功への最良の道は同じではなく

    9つの鉄則
    1.ラダー(成功の階段)ハックする:従来とは異なる成功の階段を作り、常に自分を高める(階段を切り替えて、下積みを迂回し、サイクルを加速させる
    2.メンターと共にトレーニングを励む:以前読んだ「極端のすすめ」でトップの人に相談すると言う話を思い出した
    3.迅速なフィードバックで最適化する
    4.プラットフォームを活用する:ここが本書のキモだと思った
    5.波を見つけて波に乗る:大波が来る前から海に入って状況を確かめておく。
    6.スーパーコネクターを見つけて、自らもスーパーコネクターになる
    7.成功の連鎖を作る
    8.シンプルを極める
    9.10倍施行を実践する

    1章
    ・小さな成功を元手に大きなチャレンジして、一気に目的を達成する
    ・一つの階段を途中まで上がったら、キャリアを変えて別の階段を駆け上がる
    ・ライバルがひしめく場所で実績を作り箔をつける(シナトラ効果)
    2章
    ・その道の達人(メンター)に教えを請う
    ・自然に出会う、自分で探して頼み込むなど「個人手金メンター」に協力してもらう
    ・観察力を磨き、メンターを見つけ出す
    3章
    ・失敗を分析して次のチャレンジに役立てる
    ・ポジティブ、ネガティブに関わらず、フィードバックから役立つ点を抽出する
    ・とりあえずアイデアを出し、フィードバックに合わせてどんどん変える
    4章
    ・頑張らずにすむ合格ライン点をとり、重要だと思うことに余った力を注ぐ
    ・プラットフォームを活用し省略できることは全て省略、ムダな努力を排除し、空いた時間で深く思考する
    5章
    ・地道な努力で「運に出会えそうな場所」を探し、タイミングよく駆けつける
    ・本業以外でも「何かありそうなこと」にはとりあえず足を突っ込む
    ・素早く問題点を改善して利益を取る、「ファーストフォロワー」を目指す
    6章
    ・人脈を持っていそうな人にコンタクトをとる
    ・まず相手の役立つことを考える
    ・ひたすらギブを続けてファンを作り、信頼に満ちた絆を作る
    7章
    ・思考したら次に打つ手を成功する前に用意する
    ・1つの成功で勢いをつけ成功の連鎖を目指す
    8章
    ・より良くするため、思い切ってオプションを無くし、「シンプル化」を考える
    ・集中力を高めるため、細かいことはルーティン化して判断を省略する
    ・予算・環境・条件など制約を設けた上で沢山アイデアを出す
    9章
    ・徹底的に無駄を省き、省コスト少人数で大きな事ができる方法を考える
    ・常識や前提を捨て「10倍良いのも」を目指す
    ・ストー利で肉付けした「みんなの理想」を語りブームを巻き起こす

  • いくつかの良いアイデア(薄々感じていたことをきちんと言語で示してくれるもの)を与えてくれた。結論部分がきれいにまとめられてるので、そこを一読するだけでも価値のある本
    ・公式に組まれたメンターでなく、自主的に絆の結ばれたメンターでないと、効果が薄い
    ・今あるものを改善点を探し10%改良するのでなく、常識や前提を捨て10倍良いものを目指す
    ・「自分の夢」をひたすら語り賛同を求めるのでなく、ストーリーで肉付けした「みんなの理想」を語りブームを起こす

  • 賢い近道を行けとあるが、
    結局のところ、地道に好きなことをやってきた人が、試行錯誤した結果、マーケットの支持を得ることができた例についてまとめているだけというか

    その地道な好きの積み重ねがない人はどうすれば良いのだろうという疑問が最後に思い浮かんだ

  • “実力を示す”ために何をすべきかを示す本。
    日々の行動の指針になる

  • 短期間で成果を出す人には共通する習慣や思考があるのか解明を試みた本。

    今までのコツコツやることは素晴らしいという常識を考え直すのにとても良い本だと思います。

    時間をかけずに成功する人のルートの取りかたは、「単なる手抜き的な近道=ショートカット」ではなく、「賢い近道=スマートカット」だと著者は分析しています。

    ? 自分の実力をひたすら磨き、一人でがんばる。
    ○ その道の達人(メンター)に教えを請う。
    ? 今あるものの改善点を探し、10%改良する。
    ○ 常識や前提を捨てて、「10倍いいもの」を目指す。

    著者が大切なポイントとして書いている点は、スマートカットで労力を最小限に抑えることはできるがゼロにすることはできないということ。行動は必ず伴うということです。

  • スマートカットとは、時間をかけずに成功する方法
    時間入れるべきところではないところを省略し、時間を使うべきところに時間を使う。
    マリオの土管ワープのイメージ
    梃子の原理を利用する。利用できるならしたほうがいいだろう?
    ・ラダー・ハッキング
    ・シナトラの法則
    今ある実績を元手に投資し、さらに大きなリターンを狙う方法
    収益力あるビジネスを大規模展開できた例はほとんどない
    自主的なメンターは意味ある。
    プラットフォームの活用で労力を少なくしろ
    Ruby on rails
    狂気度はすなわち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること
    運をパターン認識する 並みのパターン認識
    最高の波を掴めば素人でも遠くまで行ける
    本業でなくても何かありそうなことには足を突っ込む グーグル20パーセントタイム

  • 順番に階段を上るようなやり方ではなく、短期間で飛躍的に伸びることをスマートカットと言っているけれど、それまでの試行錯誤や積み重ねが前提になっている話が多い。ショートカットしようとするとうまくいかないということは書いてあるけど、コツコツやっても伸びないというのはこの本の主旨から外れている。結局のところ、どこでどうきっかけをつかんで、どちらへ向かうかがポイントで、後になってみればあれはスマートカットだったね、というだけのこと。それぞれのストーリーの分析はおもしろいし、そのストーリーのポイントが最後に載っているけど、それで?という印象。実例集の域を出ない。

  • 「スマートカット」ショートカットは異なり、本来時間を取られるべきではないところをスマートに賢く回避しながら力を入れるべきところに集中して大きな目的を達成する方法。いわゆる水平思考をベースに、メンターとの付き合い方、ラダーハック、フィードバック、プラットフォームの活用、波を見つけて波に乗ることなど、9つのコツを事例を出しながら解説してくれる。確かにスマートなやり方であり参考になるが、もう少し事例が多いと説得力が増すだろう。

  • 短期的なしのぎでのショートカットを勧めるわけではない本。先人の資産を活用しつつも、自身の目的にフォーカスするための戦略は必要。

著者プロフィール

ニューヨークを拠点に活躍するジャーナリスト・起業家。メディアの世界に新風を吹き込むべく、仲間とともに2010年にコンテントリー社を創業。コロンビア大学大学院でジャーナリズムの修士号を取得、英ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツの会員でもある。『ワイアード』誌や『ファスト・カンパニー』誌に定期的に寄稿しているほか、『ニューヨーカー』、『ワシントンポスト』、『タイム』などさまざまな媒体でイノベーションに関する記事を執筆。全米各地でメディアの未来に関する講演を多数手がけている。『フォーブス』誌の「アンダー30(30歳未満)のメディア・イノベーター30人」に選定され、技術系の起業活動では、国連を始め、『ニューヨークタイムズ』『フォーブス』、『ディテイルズ』、ニューヨーク市経済開発委員会からも評価されている。

「2016年 『時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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