- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062203746
作品紹介・あらすじ
浮世絵、絵巻、名所図会、妖怪本などなど、見るだけでも十分に楽しめるが、添えた一文が読めたらグンと面白くなること請け合い! 大衆に向けた作の文字ならきっと読み易いはず。なかでも「遊び心のあるもの」や「絵が読みを助けてくれるもの」ならなおさら。
江戸時代の子供がテキストに使った「世帯道具尽し」、弥次喜多のパロデイ、オノマトペ満載の北斎の「蛸と海女」……。広く親しまれてきた作を取り上げ、著者独特の骨書きをたどって学ぶ。何度も眺めては繰り返す、展開の面白さに惹かれて読み進むうちにくずし字が身につきます。
感想・レビュー・書評
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なぜ現代人はくずし字が読めないのか?
その答えは本書を読めばわかる。
くずし字は難しいという先入観があるだけで、現代人にまったく理解できないわけじゃない。というのも、ひらがなの「いろは」に対応する漢字の「いろは」を覚えれば読めるようになるからだ。あとはどれだけ暗記できるか。な〜んだ。意外と簡単じゃん。と思うけれど、やっぱり難しい。歌川国芳の絵画は、くずし字も絵もなかなか趣があり、眺めているだけでも楽しい。くずし字入門として本書を選んで正解だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
くずし字シリーズ。
実例に接するのが主眼で、浮世絵、春画、戯れ絵とそのキャプションであるくずし字を眺めながら学習を進められる、という寸法。
副教材っぽくてよろすぃ。 -
ふむ
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明治以前の絵などを見た時に「賛」として書かれている文字を読みたい。
何冊か、この類の本をよみ字形などから直感できるようになればと読んでいる。
少しずつ、なれてゆくしかない。