- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062553612
作品紹介・あらすじ
天本の喉から、苦悶の声があがった。まがまがしいほど美しい-あの人の面影をうつした人形のやわらかな舌が、無抵抗の天本の唇を、ゆっくりと割っていく。(罠だ。…これは、妖しの仕掛けた…罠だ)だが、抗う力は、もはや残っていなかった。(すまない、敏生…)-それが、最後の正気の言葉であったか。追儺師・天本と半精霊・敏生。話題のコンビが百鬼を討つ!ネオ・オカルト・ノヴェル。
感想・レビュー・書評
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5冊目。
「神隠し」にあい失踪した女性を捜しに金沢にやってきた二人。
そこには、森が殺されかけるほどの手強い敵が待っていた。
(2006年10月21日読了)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二人の関係ってこんなんだっけ…と戸惑った件について(笑)
彼らをさらっと認める龍村先生が良い。 -
5
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出張ドクター龍村(笑)
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天本の喉から、苦悶の声があがった。まがまがしいほど美しい―あの人の面影をうつした人形のやわらかな舌が、無抵抗の天本の唇を、ゆっくりと割っていく。(罠だ。…これは、妖しの仕掛けた…罠だ)だが、抗う力は、もはや残っていなかった。(すまない、敏生…)―それが、最後の正気の言葉であったか。追儺師・天本と半精霊・敏生。話題のコンビが百鬼を討つ!ネオ・オカルト・ノヴェル。<br>
<div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-img" style="float:left; margin-right:15px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062553619/crazymoon0b-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4062553619.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a><br></div><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062553619/crazymoon0b-22" target="_blank">幻月奇談</a></div><div class="booklog-pub">椹野 道流 / 講談社(1998/07)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:110,138位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/4.gif"><br><div class="booklog-review" style="margin-top:6px; padding-left:3px;"><img src="http://booklog.jp/img/4.gif" align="absmiddle">切なくて暖かい1冊<br></div></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062553619/crazymoon0b-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/crazymoon/asin/4062553619" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div> -
優しくて暖かくて。切なくて悲しいけど嫌じゃない。満足感と一緒にそんな感想を持ったこの1冊。
今回の舞台は金沢。行方不明になった女性を探すのが今回の仕事内容。けれど、その仕事の途中で天本さんが大変な怪我を負い、敏生1人で解決せざるを得ない状況に…。
天本さんの過去が、また少し明らかになる今回は、小一郎の不器用な優しさがとても暖かい作品です。
龍村さんや早川さんも登場して賑やかなこの1冊。天本さんへの想いに悩みながらも、必死で頑張る敏生が健気で、それに対する天本さんの想いも切なくて。
少し分厚いですが、夢中で一気に読めてしまえること間違いなしです。