獣のごとくひそやかに 言霊使い (講談社X文庫 ホワイトハート)

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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062557535

作品紹介・あらすじ

滝川聖は、不思議なメッセージを聞いた時から、突然、生命を狙われることに!"玉神"によって特殊な能力を授かった綺莉と史暁は、聖の持つ力がやがて自分たちの組織を滅ぼすのだとして追いはじめる。そこで少年の抹殺を命じられた隼王。彼はこれまで綺莉たちと生きてきた。しかし…。聖に、遠い日の自分の姿を見た隼王は、仲間を裏切り命を賭して少年を守ると心に誓う。出会ってしまったふたりなのだから。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったすよー。シリーズものなんですが一気に読んだ、

  • 登場人物の一人、隼王(「たかお」と読む)を何度「はやお」と読み間違えたことでしょう・・・。でも、それ以外は面白かったです。夢で不思議なメッセージを聞いた聖。一方《玉神》と呼ばれる石に触れたことで不思議な力を得た双子綺莉と史暁は、聖が自分たちの組織を滅ぼすという予言を知り、聖を殺そうと決める。双子に聖を抹殺する命を受けた隼王は聖に会いにいくが、聖の姿に自分の過去の姿を重ね、殺すことにためらいを感じ、仲間を裏切ることになってしまう・・・。というのがあらすじ。全3巻で完結しているシリーズの1巻目。(でも手元には2巻目がないのですぐに続きが読めません)この巻では猫のチャビ(茶トラでチビだから)のエピソードが好きです。私、猫が好きなので。しかも、このチャビの話は些細なエピソードに見えて、実は物語の中でとても重要なエピソードだったりして、なるほどと思わず関心してしまいました。シリーズタイトルが『言霊使い』で、聖が言霊使いなのはわかってるんですが、まだその片鱗があまり見えてきていないので、続きが気になります。近いうちに続きが読めたらいいな。

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著者プロフィール

1969年、東京都生まれ。早稲田大学を卒業後、編集プロダクションに所属し、ライターとして映画、テレビドラマのノベライズを数多く執筆。2004年『獣のごとくひそやかに』で小説家デビュー。『彼女の知らない彼女』(新潮社)で第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。

「2017年 『小説L DK 柊聖’S ROOM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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