量子コンピュータ―超並列計算のからくり (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062574693

作品紹介・あらすじ

「量子ビット」を使うと、なぜ「超並列計算」ができる?莫大な計算結果の重ね合わせ状態から、答えを1つに確定できるのはなぜ?まったく新しいしくみによって、現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ力を発揮する量子コンピュータ。研究の最先端にいる著者が、従来のコンピュータのしくみと対比させながらその基礎と、実現にむけた試みを平易に解説。

感想・レビュー・書評

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  • ・参考図書指定科目:「情報セキュリティ応用」

    <OPAC>
    https://opac.jp.net/Opac/NZ07RHV2FVFkRq0-73eaBwfieml/r1k7LKAhhhov4O2PzPtAD5ArCAi/description.html

  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
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  • 時折その開発についてニュースになる量子コンピューターについて知りたくて手に取る。内容がわからないところもあり、ブルーバックスは相変わらず高度だと実感させられた。
    量子の重なり合い状態を計算に生かす取組みで、理論的には可能であることが分かっている。一方で、既存の古典的なコンピューターよりも計算が早くなると判明しているアルゴリズムはそう多くはない。ただし、そこに因数分解が含まれているため、有望であるとされている。
    2005年の書籍なので、現在の状況は分からないが、理論的に可能とされている量子コンピューターを実現するにはまだまだ課題が多い。

  • 2005年初版と古い本だが、数学や量子物理の知識が全くなくても、基礎から量子コンピュータのことを勉強できる。

  • 図書館で借りた。量子コンピュータ奥深い

  • 自分が前に読んだ量子コンピュータの入門書と内容的に被るところが多かったが、キュービットの、1と0それぞれの重みと、位相を、(球座標の類比で)立体的に表す表現は知らなかった。
    量子コンピュータは現在のコンピュータに完全に取って代わるものではなく、寧ろお互いの強み弱みを補い合う(というと言い過ぎ?)ものらしい。量子コンピュータを今のコンピュータを遥かに凌駕する夢のマシンのように考えていた、自分の考えを修正せねば。

  • やや難しいが、量子ゲート方式の量子コンピュータの解説としては非常に分かりやすい。
    オススメ。
    執筆当時は量子アニーリング方式はまだなかったんだなと思うと、近年の発展の著しいことに驚かされる

  • 量子コンピュータの概要だった気がする。面白い

  •  入門的な量子コンピュータの原理解説書。ブルーバックスなので対象読者は高校生あたりだと思われるが、さすがに高校生でもわかるように説明するのは大変なようです。量子論や不確定性原理を理解させるのは無理ということで、原理やアイデアが生まれたエピソード的な話で惹きつけようとしています。

     肝心なところが説明抜きで結論だけ示してあったりするので、消化不良というか欲求不満みたいな感覚がしばしば残った。伝記は伝記として書いてほしい。かと言って本当に詳細な解説があっても眠くなるだけだと思うので、これで良かったかもしれない。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA70859653

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