DVD-ROM&図解 動く!深海生物図鑑―深海数千メートルにうごめく生命の驚異 (ブルーバックス)
- 講談社 (2010年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062576918
作品紹介・あらすじ
有人潜水調査船の能力向上により、深海に棲む生物たちが動き、生活している姿が目の当たりにできるようになった。数千メートルに及ぶ海溝が育んだ深海生物の宝庫、日本近海ほかで撮影された貴重な映像がパソコンで見られる本邦初めての「動く」深海生物図鑑。図解イラストと豊富な解説で、深海の特殊な生態系のしくみもすっきりわかる。
感想・レビュー・書評
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深海生物の宝庫である日本近海のほか、暗黒世界で撮影された貴重な映像がパソコンで簡単に見られる。本邦初めての「動く」深海生物図鑑!
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【推薦文】
深海の生物がカラー写真つきで紹介されています。深海という光や食物がない環境でどのように生物が生活しているかがわかります。見た目が変わった生物が多くて面白いです。
(推薦者:生命科学科 B3)
【配架場所】
大岡山: B1F-文庫・新書 408/B/1691
すずかけ台: 3F-一般図書 408/B/1691 -
ダイビングの前の勉強に、図書館で。
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ブルーバックスだけあって、ただ気持ち悪い生物を紹介するだけではなく、もうちょっと科学的。メタンや硫化水素を中心にした酸化還元プロセスに頼って生きている生物たちの仕組み、生態系を分かり易く説明してくれている。その上で、不可思議な生物を紹介しているので、余計に興味がひかれる。
それにしても、「種別が特定できない」だの「どのように生活しているか分からない」といった、謎に包まれた生物が山のようにいることにワクワクさせられる。
個人的に「へぇ~」だったのは、昔はタコにもイカのような”頭のひれ”があったということ。イカのあの部分、好きなんですよ、美味しいから。今でもタコにもあったら、タコももっと美味しく食べられたのに。 -
まだ読んでいる途中ですが、ちょっと早めに更新します。
「動く!深海生物図鑑」
大学の図書館で借りてきました。実はまだいくつかの項目をパラパラとめくった程度なのですが、この本は本当に面白いです。まずは写真がカラーなのが嬉しい。眺めるだけでも楽しいんです。深海には変わりものな生き物がたくさんいるので、そいつらの姿を眺めるだけでも楽しいと思います。まあ写真の大きさはさほど大きくないので、深海の生き物を眺めていたい方にはもっといい図鑑があると思うのでそちらをお勧めしますが(笑)
文章の方はまだそれなりにしか読んでません。そこまで難しくはなくてとても読みやすかったと思います。そして文章を読んでいて私が感じたのは、「地球システムって、ものすごく上手く回っている」ということです。深海に生きている生き物も決して私たちの生活圏と無関係ではないのかもしれません。特に深海の生物の姿をはっきりと捉え、研究できるようになった現代においては・・・。
あ、そうだそうだ。この本にはDVDも付いてます。だから『動く!』ってエクスクラメーションマーク入りのタイトルなんですよね。まだ観てませんけど(笑)でもきっと面白いはずです!これから必ず観ます。 -
理系人間じゃなくてもちょびっと気になる科学の話題はこれで掴もう!という講談社のシリーズです。
DVD-ROMが付いています。が、MPEG-4フォーマットで拡張子はf4v。Macでも普通のDVDプレイヤーでも見られないのが少々不親切です。それさえなければよく出来ていると思います。もちろんドキュメンタリー映画でも何でもないし、音声ガイダンスもないんだけれど、そういう余計なものがないのがいいのです。
書籍のほうも、今までブルーバックスでこんなにイラストや写真が豊富なものはあったのかというくらいカラフルで、内容も平易です。はじめに深海についての説明があり、それからユニークで興味深い深海生物の図鑑になっていますので、たぶん中学生なら十分理解できるんじゃないでしょうか。
深海生物入門としておすすめです。