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- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062583602
作品紹介・あらすじ
なぜ天照大神に誓いを立ててはならないのか。神と仏はどちらが上位か。本地垂迹の本質とは何か。中世日本の巨大なコスモロジーは、一片の起請文の中にある。神仏習合から新仏教まで、中世人の豊饒なる精神世界の全貌に迫る。
感想・レビュー・書評
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180頁[佐藤、98]
・引用参照文献一覧、当該箇所の第四章のみならず、すべての章の参考文献に、1998年に発行された本は存在しない。
年代が正しいとしたら、『神・仏・王権の中世』法蔵館 (1998)がそれにあたるか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦国大名の起請文や国人一揆の一揆契状に興味があって。
神仏に誓うことでの弁明や結束のパフォーマンスを見せる中世の人々の面白さ。
天照大御神が「虚言を仰せらるる神(嘘をいう神)」という認識が室町時代の一定の知識人の間で共有されていたという話は興味深かった。
ただ起請文より神仏のことに終始しており、期待していた内容とは違ったかな。
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