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- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062630559
感想・レビュー・書評
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釣り天井事件で有名な本多正純を描いた作品。本多家に恨みを持つ奥平家が本多家に間者を送り込み失脚を狙う。本多正純が主役かと思ったら正純自身は作中には殆ど出てこなくて架空の人物謙作から見た正純が上手く表現されている。清廉潔白、権力闘争に巻き込まれたら切ない物語。
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面白くて一気読みしてしまった。本多正純の宇都宮城釣天井事件。骨太な内容だけど、てらいやけれんのない文章と中身で、流れるように読める。うまいなあ、と思う。こういう歴史小説って好き。
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私が本多正純好きという贔屓目を除いても、とても面白い。
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070630読了。図書館の「6月生まれの作家」コーナーで見つける。杉本苑子好きなので、借りてみた。2代将軍秀忠の治世、今は亡き家康の、腹心とされた本多正純に恨みを持つ主君に仕える侍が主人公。主命を受け、本多家に小者として潜入し、台所で働きつつ正純の隙を探る。当時の歴史を良く知らないけれど「大忠は奸に似たり」というのが心に残る。それもこれも死後を思い仕掛けた家康の罠っていう思い付きが、また黒くて良かった。
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