女優志願 (講談社文庫 は 29-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (659ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062630634

作品紹介・あらすじ

離婚スキャンダルで苦境に立つ若き天才監督マシュー・ワックスの伝記執筆のため愛犬ルルを伴ってハリウッドに乗り込んだホーギー。マシューを囲む人人には、それぞれ明かされたくない過去があった。そして、ついに殺人が…。愛と憎しみが交錯する映画界を舞台に謎に迫るホーギー。

感想・レビュー・書評

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  • 世界的名声を得た映画監督・マシューの自伝執筆を依頼されたホーギーとその相棒ルル.
    マシューは元妻で女優のペニーロイヤルとの財産分与で泥沼のスキャンダルの最中にいた.複雑に絡み合った登場人物をつなぐ糸を探るホーギーは,またしても殺人事件に遭遇する.
    ルル大活躍回.

  •  ホーギーシリーズの第五弾である。主人公がゴーストライターで有名人の自伝のゴーストとなりその周りで事件が起こる。この展開は毎度のことだが、飽きずに読むことができる。それはセリフの言い回しが鋭く、シニカルであり、物語に引き込まれて、楽しめるからである。
     英語の題名を日本語訳すると「成長しなかった少年」だが、日本語の題名は「女優志願」であり、なぜこんなにも題名が変わってしまったのかなと思った。読み終えると女優志願という題名に納得した。主人公がゴーストをやった自伝として見るか、ミステリー小説として見るか、どの視点から物語を見るかによって題名が変わったのかなと思った。

  • 今回も殺人事件より、会話のテンポが楽しかった。
    それにしても最後の会話に凹む。

  • ホーギーシリーズの中では猫と針金がいちばん好きかなーと思ってたんだけど、この女優志願もすごくよかった。ホーギーとルルは当然のことながら、どの作品も登場人物のキャラがはっきりしてておもしろい。ハリウッドのランプ警部補が大好き。どうしてシリーズ終わっちゃったのかなぁ。もったいない。

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