龍安寺石庭の謎 (講談社文庫)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632621

感想・レビュー・書評

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  • 庭園に関して、同意しかねる部分があった。
    あとめちゃくちゃ読みづらい。
    場面場面で結論までが非常に長い。

  • 応仁の乱という私戦は巨額の戦費が必要である

    山名宗全と細川勝元は銅を産出した但馬・美作・
    備中・備後の領地からそれを賄う

    細川勝元の財力は莫大で、
    「京兆闢地北山之趾、出鉅萬貲建寺」碧山目録
    「官僚右京大夫勝元は一家不雙の栄燿人にて
    さまざまのもてあそびに"財寳”をつひやし…
    客殿屋形の美々しき事」塵塚物語
    十万金の香銭を贈ったり、王侯貴族と言われる
    程の逸話

    龍安寺は20万坪の建立を成し得たのも、明国が
    銅銭の輸出を禁じ国内の貨幣需要を賄えない時
    細川領内ので産出する銅(年間6千貫)を永楽銭
    に鋳造「=私鋳銭」し、三倍の価値にしたから
    この金で「銀」に替え交易品として明国と密貿易
    をする、それを生糸に替えて持ち帰ると20倍も
    財が増える・・・この密貿易で蓄えた富を竜安寺
    の広大な寺領に埋蔵した

    政元の魔法執着・修行(夜な夜な山を飛び回る)
    は、勝元の財宝を探る行為が元だった(うそうそ)

  • 宇宙の庭。難しいが実物を見学しつつ、じっくり読むのがおもしろい。

  • -2014/09/09
    石庭づくりの参考にと購入した。予想とは異なった内容だが、石の配列について巷間で言われていることが、案外 辻褄合わせ・後講釈になっていることが分かった。

  • 有名な石庭としか認識していなかった龍安寺の石庭にこんな説があるとは!最初は奇想天外な内容で、説としては面白いけどどういう意図?って思っていたのが、中盤から歴史とリンクした実に説得力ある内容に変わり・・・。でも室町の知識のなさに反省。もっとよく歴史のこと知っていると10倍くらい面白く読めたかも。

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著者プロフィール

1945年東京都築地生まれ。作家。その博覧強記ぶりをかわれ、故・池田満寿夫をはじめ多くの作家、政治家たちのブレーンとなっている。著書に『東洲斎写楽はもういない』『二人の天魔王』『龍安寺石庭の謎』『謎ジパング』『ゲーム』『七つの金印』『日本語千里眼』など多数。

「2020年 『二人の天魔王 信長の正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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