- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062633673
作品紹介・あらすじ
パリからアスワンへ飛び、祖父の日記帳に隠された真実を知った佐和子。25歳の普通の女性は、まったく無縁のはずだった過去の戦争にかかわりあったことで、多くの豊かさを身についていった。ひたむきに自分にできることをやりとげた彼女がラストシーンで掴んだものは!?幸福そして人生を問う宮本文学の傑作。
感想・レビュー・書評
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やはり宮本さんらしく、余韻を残した終わり方。
どんどん明らかになる事実、特に上巻とはまったく様子の異なる事実に驚き、
ぐいぐい引き込まれていった。 -
1920年代から現代までの歴史を縦糸に、日本からパリまで世界を横糸に、縦横無尽に編み込まれた物語で読み応えアリ!
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なんだこれ???凄すぎて暫くぼーっとしちゃった。こんな文章が書きたいし、文章でなくとも、私は美術を通してこういうことがしたいわ…
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祖父の過去。
2つ目の日記にもたらされる真実と謎。
謎は謎として、「わかった」と言い切った佐和子は、物語の冒頭よりより高い成長をとげた。
過去という時間、パリ・アスワンという空間、それぞれを旅する物語。
モニカ・シュミットが最後にいう「たいしたことではないのよ」言う言葉がこの物語を締めくくる。 -
あらすじ
パリからアスワンへ飛び、祖父の日記帳に隠された真実を知った佐和子。25歳の普通の女性は、まったく無縁のはずだった過去の戦争にかかわりあったことで、多くの豊かさを身についていった。ひたむきに自分にできることをやりとげた彼女がラストシーンで掴んだものは!?幸福そして人生を問う宮本文学の傑作。 -
主人公、佐和子が祖父の日記を読み
大戦前に生きた人々の過去に纏わる
謎をひも解く為の旅に出る話。
少し複雑で、でもすごく興味深い。
宮本輝の作品の中でも、かなり好き。
近いうちにまた読みたい。 -
読了
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12/9/14Sold