死因 (講談社文庫)

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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062633932

感想・レビュー・書評

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  • 私刑で、ひと段落ついたような気になってしまってしばらく遠ざかっていたのですが、全然心配ご無用で、すごかった。よくまあ次から次へと凄まじい事件に遭遇するなぁ。
    でも改めて、スカーペッタ好きだなあ!マリーノも好きだなあって実感した。最近ライトノベルが続いてたから、読み応えのあるこういうのを脳みそが求めていたのかも。

  • なにやらSFめいた雰囲気も漂う本作。ちょっと強引な気もしますが、原子力関連施設における危機管理については、非常に興味深いです。作者のパトリシア・コーンウェルは、嘘は書かないと言っているので、本作での描写も、脚色は有るにせよ、本当なんですね。検視局も、原子力関連施設に出て行くのか。興味深いな。

  • 丼で好きなのは、かきあげ丼かな。
    カツ丼も良いけど。
    しかしどんなに美味しいかけあげ丼でも、
    普通盛りが大盛りの器にちんまりよそってあっては、
    おいしくない。
    淋しい気分になる。
    器にみっちりもってあってこその丼だ。

    駄作ではない。
    よく調べてある新しい要素が、いろいろ盛ってあるし、
    原子力発電所にテロリストとこれまた大きな器が用意してあるが、
    人間関係が狭すぎるし、しかもぐちゃぐちゃしすぎ。
    警察関係者が死ぬのも、身近に危険がせまるのも、
    パターン化して、ミステリーとしてどうかと思うし。
    かといって、
    検屍局長がダイビングをするのは唐突すぎる。

    かきあげの具がぎゅっと固まりすぎて、
    衣が周りだけ、しかももさっりついている、
    しかも、だしは甘すぎ、みたいな。

  • ラストの美味しいところはルーシーの技術がもっていった感じかな(笑)
    毎回毎回検死官の仕事もそこそこに凶悪犯罪に巻き込まれるのは周りが良くないのか、はたまたスカーペッタが引き寄せているのか?(笑)

  • ルーシー&ロボ活躍♪相手が今までの猟奇殺人犯ではなく、現代っぽい宗教テロ☆
    相変わらず、ケイそこまで突っ込むか的な後半部分ですが、面白かったです*

  • 再読。一人目の遺体からこんなにスケールの大きい事件になるとは考えてもなかった今作は、前作までの陰鬱さを少しは晴らしてくれたような気がする。この仕事の大変さは変わらないんだろうけど…未知の世界を知る楽しさがあるから続きを読んでしまう。

  • 実家に置いてあった本を読んでみたら、女性検視官シリーズ第7作目であったらしい。人間関係や過去の出来事などよくわからないところも多々あったが、スリリングな展開はそういうことを忘れさせてくれるひどおもしろかった。
    機会があったら1作目から読んでみようかとも思う。

    殺人事件絡みの推理モノと思って読んでいると、最後はテロリストによる原発占拠という事件に発展していく。
    原発や放射能関連の書籍を読みあさっていたおかげで、随所に出てくる専門用語も難なく読むことができた。

  • <あらすじ>
     大晦日、元海軍造船所で死体が発見される。身元はAP通信の記者と判明、ケイも彼と面識があった。ダイビング中の死亡事故とみられていたが、検屍の結果、他殺の可能性が出てくる。同じ頃、死んだ記者の部屋からある新興宗教団体の聖書が見つかり、ケイの周囲にも怪しい動きが現れ始める。いったい誰が、何の目的で?

    <ひとことコメント>
    「検屍官ケイ」シリーズの第7弾。ルーシーが23歳なので、ケイは53歳前後。気がつけばケイ、マリーノ、ベントンとみんな仲良くバツイチ……。誰か一人くらい幸せな家庭を築いて欲しいものです。
    原題“Cause of Death” 訳:相原真理子

  • 今回は核兵器とカルト宗教集団とテロの話。

    なんで、巻き込まれるかなー、てか、
    巻き込まれに行ってるよ。

    これだけ、巻き込まれ続けると
    シリーズ物としては各キャラに愛着湧くから
    不思議なもんだ。

  • 一人の知り合いのジャーナリストの死から話がどんどん肥大化していく。
    周りの人たちはただの事故などではないかと考える中ケイだけはこれには大きな陰謀が隠されていると考えて調査を進めるところは、組織の上に立つ人としてどーなのかと疑問も少し持ちましたが。

    まあ、自分の疑問を徹底的に解消してきたからこそ今の地位にいるとも言えるのでしょう。
    少し唐突に事件が起きて、後付け的に解決していった感じがしたけど、最後まで目が離せない作品でした!

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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