- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062638654
作品紹介・あらすじ
改易配流された福島正則は捨身の闘いに立ちあがった。相手は徳川幕府の重臣・本多正純。執拗な攻撃に、正則は陣屋の周辺な流水要塞をめぐらし、水の砦を築いて防戦する。大久保党と闇の宰領から二重三重に仕掛けられた恐しい罠。幕府に挑んだ最後の武将の悲哀と不条理を描ききる第五回時代小説大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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賤ヶ岳の七本槍で有名な福島正則が信州に改易された後の戦いを書いた本です。
福島正則は改易された後も、ずっと本多正純に付け狙われていて、その守りを固めるために、屋敷の周りの地形を活かした水の城を巡って攻防が繰りひろげられます。
さらに、話は本多正純が失脚した宇都宮城釣天井事件へとつながっていき、多彩な登場人物とともに、非常にスリリングな展開で楽しむことができました。
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福島正則が好きな人にお勧めの小説です。改易された後のお話です。
個人的に改易後はなんか暗いイメージがあったのですが、この本を読んだらわりと生き生きしており「カッコいい正則・・・だと?」と読むうちに楽しくなりました。そんな福島正則とその部下達が活躍するお話です。 -
最後の戦国武将・福島正則が幕府に対して最後の戦いを挑むお話。負けるとわかっていながらも果敢に立ち向かう正則が智将のイメージで描かれていて痛快。著者の処女作となる時代小説です。
2006.12.11読了
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