- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062645713
感想・レビュー・書評
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有栖川有栖『ブラジル蝶の謎』読了。国名シリーズ第3弾。多種多様な6つの短編ミステリが収録されている。
表題作は、現場の異様さが印象的。蝶々についての知識、雑学も手に入る。それについては他の国名シリーズでも同様ではあるが。
特に印象的だったのは、『蝶々がはばたく』。これは火村がアームチェア・ディテクティブをするという点で異色に感じられた。それだけではなく、作者が書くのをためらったという点(それについてはあとがきに書かれている)でも印象に残った。
パッと見て全体的に小粒な印象を受けるが、よく練れば長編にも出来るのではないかと思える内容の短編もあった。それぞれの舞台設定や凝った謎の数々、そして論理的な推理は相変わらず高い完成度である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014年6月5日(金)、読了。
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火村さんと有栖川さんの
コンビネーションが絶妙!!
短編集は、どれも読みやすかったです。-
相変わらず、たくさん本を読んでいるのね。
でもペースは落ちてるのかな?
ここも久しぶりにログインしました。
相変わらず、たくさん本を読んでいるのね。
でもペースは落ちてるのかな?
ここも久しぶりにログインしました。
2014/06/05
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表紙のチョウはアグリアス、ミイロタテハ。
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アリスと火村の国名シリーズ第三弾。
6作入った短編集。
この短編集はすごく好きだ。
どの話もとてもいい。
『人喰いの滝』はトリックがとてもシュールな光景を想像させて良い。
そして『蝶々がはばたく』が一番好き。
人が死ぬのではない、脱出ミステリー。
そのトリックと、最後の文章がとてもいい。
なんだか希望が持てる。 -
うーん。基本的に作家シリーズの短編集は大好きなんだが、ブラジル蝶は少し点が辛くなる。
途中まではいくつもの意味ありげで印象的な伏線にどきどきするんだけど、結末に十分な納得がいかなかったり、無理があるように思える作品がちらほら……。
しかし『蝶々がはばたく』には毎回胸を突かれる。
そして携帯電話がほとんど普及していない作中設定に、いまとなってはだが、ときどきとても違和感と時代を感じたwww いまのアリスや火村はバリバリスマホ使ってるかもしれないなwww -
短編集です。時系列を無視して読んでいるので、火村先生の過去ってどこまで明らかになってるの?って思うけど、どこまでもそこまでも全然明らかになってないのかな。ところで実は再読なんですが、見事に犯人やトリックを忘れてました(笑)何回でも楽しめるからいいや(笑)
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(かなり昔に読んだので要再読)